こんにちは、「絵本ライフ」管理人の絵本ライフ編集長です。
『パンどろぼう』を読んでみたいけれど、シリーズが増えてくると「どれが面白いの?」「人気なのはどれ?」「最初の1冊で失敗したくない」と迷いますよね。とくにプレゼントや初めての購入では、表紙だけでは作品ごとの違いが分かりにくいものです。
先に結論を言うと、初めての1冊なら第1作『パンどろぼう』がいちばん選びやすいです。主人公が何者なのかという入口から読めて、シリーズらしい意外な展開や表情の面白さも味わえるからです。第1作を読んだあとは、乗り物、お菓子、対決、冒険など、子どもの「今好きなもの」に合わせて続刊を選ぶと決めやすくなります。
絵本ライフでは、手元にある実物の第1作とKADOKAWAの公式情報、作者インタビューで確認できる内容を分けながら紹介しています。2026年9月14日現在、本編は第7弾まで発売済みで、第8弾『パンどろぼうとさすらいラーメン』は9月16日発売予定です。
なお、出版社から本編全作品の販売部数順位が公表されているわけではありません。そこでこの記事の「人気ランキング」は、売上順位を装うのではなく、初めて選ぶ家庭へのすすめやすさ、シリーズらしさ、子どもの好みとの合わせやすさをもとにした絵本ライフのおすすめ順として紹介します。
- 初めて読むならどのパンどろぼうが選びやすいか
- シリーズ7作品の違いとおすすめランキング
- 年齢や子どもの好みに合わせた選び方
- 本編と関連本、最新刊の違い

初めてなら第1作がおすすめ
「パンどろぼうはどれが面白い?」と迷ったら、私はまず第1作を基準にします。人気作品をいきなり途中から選ぶより、最初の驚きをそのまま味わえるからです。
世界観を最初から楽しめる
第1作『パンどろぼう』は、パンどろぼうが何者なのか分からないところから物語が始まります。主人公の性格やパンへの思いもつかみやすく、「このキャラクター、好きかも」とシリーズとの相性を確かめる一冊にもなります。
続刊から読んでも一冊の絵本として楽しめますが、先に主人公の背景を知ると、第1作で用意されている驚き方が変わることがあります。とくに第4作『パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち』は背景に関わる作品なので、初読の意外性を大切にするなら第1作を先に読むのが分かりやすいですよ。
迷ったら第1作でOKです。シリーズの世界観、主人公の魅力、表情のおかしさ、ページをめくる楽しさを確かめてから次を選べます。
第1作の内容を結末まで知らずに確認したい方は、パンどろぼうのあらすじと魅力を紹介した記事も参考にしてください。発売日やページ数、価格などの書誌情報は、KADOKAWA『パンどろぼう』公式商品ページでも確認できます。
2冊目からは好みを優先する
第1作を読んだあとは、「何に反応したか」を見てみてください。車をじっと見る、食べ物の絵を指さす、新しい登場人物を気にする、ハラハラする場面を楽しむなど、反応は子どもによって違います。
そのため、2冊目以降は刊行順にこだわりすぎなくても大丈夫です。「今は車が好きだから『ほっかほっカー』」「甘いものの絵が好きだから『スイーツおうじ』」という選び方でも十分。シリーズをそろえることより、今の興味に寄り添うほうが、家庭では次の一冊を選びやすいかなと思います。

◆絵本ライフ編集長 のワンポイントアドバイス
ランキング1位が、すべての子にとって一番とは限りません。私なら「人気かどうか」に加えて、「この子は最近何に夢中かな?」を一つ考えます。車、お菓子、冒険など、好きなものが見つかれば次の候補はかなり絞れますよ。
パンどろぼう人気ランキング
ここでは、本編の第1作から第7作までを「初めて選ぶ家庭へのすすめやすさ」で比較します。シリーズ全体については、KADOKAWAが2026年7月に累計600万部突破を発表していますが、各巻の売上部数を並べた公式ランキングではありません。
人気の目安として受賞歴など確認できる情報も参考にしながら、作品の特徴と子どもの好みを合わせて順位を付けています。ですから、2位や5位の作品があなたの子にとって一番面白い、ということも十分あります。
| 順位 | 作品名 | 向いている子 | 選ぶポイント |
|---|---|---|---|
| 1位 | パンどろぼう | 初めて読む子 | 世界観を最初から楽しめる |
| 2位 | パンどろぼうとほっかほっカー | 車や乗り物が好き | 乗り物が物語にしっかり登場 |
| 3位 | パンどろぼうvsにせパンどろぼう | 対決や新キャラが好き | 第1作から続けて読みやすい |
| 4位 | パンどろぼうとスイーツおうじ | お菓子が好き | 甘いものや細かな絵を楽しみやすい |
| 5位 | パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち | 食べ物の話が好き | 主人公の背景も知りたい子向け |
| 6位 | パンどろぼうとりんごかめん | 冒険や新しい仲間が好き | 動きのある展開を楽しみやすい |
| 7位 | パンどろぼうとなぞのフランスパン | ハラハラする話が好き | 事件の展開を追って楽しめる |
この順位は「面白さの絶対順位」ではありません。たとえば乗り物が大好きな子なら、2位の『ほっかほっカー』が家庭では一番のお気に入りになるかもしれません。発売順や時系列を確認してから選びたい方は、パンどろぼうの読む順番と全作品一覧をご覧ください。
『パンどろぼう』を購入先で確認
第1作は最初の一冊向き
1位にした理由は、やはりシリーズの出発点であることです。パンどろぼうの正体を知らない状態から始められ、後の作品ではおなじみになる主人公や世界観を最初から知ることができます。
第1作は、第11回リブロ絵本大賞大賞、第1回TSUTAYAえほん大賞1位などの受賞歴があり、KADOKAWAも「読み聞かせが楽しいユーモア絵本」と紹介しています。
ただし、「賞を取っているから必ず子どもが笑う」という意味ではありません。短い絵本を好む時期だったり、静かな物語のほうが好きだったりする子もいます。まずシリーズの雰囲気を知りたい家庭に向く一冊、と考えるのが自然です。
ほっかほっカーは乗り物派
『パンどろぼうとほっかほっカー』は第5弾。タイトル通り車が大きな見どころなので、乗り物好きの子への2冊目候補にしやすい作品です。第16回MOE絵本屋さん大賞2023で第1位を受賞しています。
一方、車そのものにはあまり興味がなく、主人公の始まりを知りたい子なら、先に第1作や第2作から読むほうが入りやすいでしょう。「受賞歴」と「わが家の好き」は別に考えるのがポイントです。
にせパンどろぼうは対決派
第2弾『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』は、第1作のあとにそのまま読み進めたい家庭に向いています。新たなキャラクターが登場し、題名からも分かるように「どっちがどうなる?」と展開を追いやすい一冊です。
KADOKAWAの公式情報では、第5回未来屋えほん大賞大賞、第2回TSUTAYAえほん大賞1位などの受賞歴があります。第1作を気に入って「同じ世界をもう一冊楽しみたい」と思ったときには、分かりやすい選択肢です。
4位以降は好きな題材で選ぶ
4位以下は、順位そのものより題材との相性を見てください。お菓子が気になるなら『スイーツおうじ』、主人公の背景も知りたいなら『おにぎりぼうやのたびだち』、冒険や新しい仲間に惹かれるなら『りんごかめん』、少しハラハラする事件を楽しみたいなら『なぞのフランスパン』が候補になります。
「全部人気そうだから決められない」というときは、表紙を子どもと一緒に見て選ぶのも一つの方法です。「これがいい」と自分で選んだ一冊なら、本を開く前から「どうしてこれにしたの?」と親子の会話も始められます。
年齢別に選ぶコツ
パンどろぼうの種類を比べるとき、年齢だけで一冊を決める必要はありません。同じ4歳でも、長めの物語を何度も聞きたがる子もいれば、短い絵本を何冊も見るほうが好きな子もいます。

3歳ごろは第1作が基準
KADOKAWAでは第1作『パンどろぼう』を3歳からの絵本として案内しています。32ページの物語絵本なので、少し続きのある話を聞くことや、食べ物・表情の絵を見ることが好きなら候補にしやすいでしょう。
ただし、「3歳なら必ず楽しめる」「2歳では早い」という意味ではありません。途中で別のページに戻っても、好きな絵だけ見ても大丈夫です。今は数ページの短い絵本を中心に楽しんでいるなら、図書館などで一度読んでから購入を決める方法もあります。
年齢ごとの見方を詳しく知りたい方は、パンどろぼうは何歳から楽しめるかをまとめた記事も参考にしてください。
4歳から5歳は好みを足す
4歳、5歳ごろになって好みがはっきりしてきたら、年齢より「好き」を手がかりにしやすくなります。車が好きなら『ほっかほっカー』、甘いものが好きなら『スイーツおうじ』と、題材から選べる時期です。
もちろん、これは年齢による決まりではありません。第1作をまだ読んでいないなら、最初に第1作を読んでから好きな題材へ移ると、主人公や世界観が分かった状態で楽しめます。
5歳以上や小学生も楽しめる
5歳以上や小学生になってからでも遅くありません。文字を自分で追ったり、背景の細かな絵を見つけたり、以前とは違うところに気づいたりと、読み聞かせとは別の楽しみ方も出てきます。
「なぜこんなに人気なの?」「作者はどうやってキャラクターを考えたの?」と親子で話が広がったら、パンどろぼうの人気の秘密と作者の工夫を調べた記事も参考になります。公式情報と作者インタビューで確認できる内容を分けながら紹介しています。
対象年齢はあくまで目安です。子どもの興味や読み方には個人差があります。発達や言葉について個別の心配がある場合は、絵本だけで判断せず、必要に応じて専門家へ相談してください。
好み別に面白い一冊を選ぶ
ランキングより具体的に決めたいなら、子どもの好きなものから逆算してみましょう。「何歳だから」より「今これが好きだから」のほうが、候補がすっと決まることがあります。
乗り物好きならほっかほっカー
車、バス、働く乗り物などを見ると立ち止まる子なら、『パンどろぼうとほっかほっカー』が候補です。車が単なる背景ではなく物語の中に関わるため、乗り物を眺める楽しみとお話を追う楽しみを重ねやすい一冊です。
読んだあとに「こんな車があったら何を運ぶ?」と話すのもいいですね。答えを求める必要はありません。親子で好きな食べ物や届けたいものを想像するだけでも、絵本の時間が少し先まで続きます。
食べ物好きならお菓子やおにぎり
食べ物の絵をじっと見る子なら、『パンどろぼうとスイーツおうじ』や『パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち』が選びやすいでしょう。パンとは違う食べ物が題材になるので、シリーズを何冊か持っていても雰囲気を変えられます。
ただし『おにぎりぼうやのたびだち』は主人公の背景に関わる作品です。第1作をまだ知らない場合、初読の驚きを残したいなら第1作のあとに回すのがおすすめです。
対決や冒険なら続編を選ぶ
「次はどうなるの?」と事件の展開を追うのが好きなら、『vsにせパンどろぼう』『なぞのフランスパン』『りんごかめん』が候補です。新しい相手や出来事が加わるので、第1作を気に入ったあとに世界を広げたいときにも向いています。
ただ、驚いた表情やピンチの場面を面白いと感じるか、少し怖いと感じるかは子どもによって違います。怖がりな子なら、無理に最後まで読まず、その日の様子を見ながら進めてください。
笑える絵本なら第1作から
題材より「親子で一緒に笑える絵本を探している」という家庭なら、やはり第1作からが分かりやすいです。KADOKAWAもユーモア絵本として案内しており、主人公の大きな表情や予想を外す展開がシリーズの入口になります。
反対に、今は静かな話や短い繰り返しの絵本を好んでいるなら、急いでシリーズをまとめ買いしなくても大丈夫。まず一冊か、図書館でのお試しからでも十分ですよ。
パンどろぼうの種類を確認
通販で「パンどろぼう」と検索すると、本編だけでなくボードブック、ぬりえ、あそぶっく、大型絵本、折り紙などの関連商品も表示されます。「次の巻だと思って買ったら別タイプだった」ということがないよう、目的を確認しておきましょう。
本編と関連本は別もの
2026年9月14日現在、本編として発売済みなのは第1弾から第7弾までです。関連書籍には、同じ作品を別の形で楽しむものや、遊びを中心にしたものがあります。物語の続きを読みたい場合は、商品名だけでなくシリーズ本編かどうかも見てください。
本編を探すときの目安:通常の本編は柴田ケイコさん作、A4変形判・32ページが基本です。ただし関連本にも似た判型の商品があるため、最終的には書名と商品説明を確認するのが確実です。
刊行順と関連本の違いを一度に見たい方は、パンどろぼうの読む順番と全作品一覧で確認できます。
第8弾は9月16日発売予定
第8弾『パンどろぼうとさすらいラーメン』は、KADOKAWA公式で2026年9月16日発売予定と案内されています。この記事を書いている9月14日時点では発売前なので、上のランキングには入れていません。
公式商品ページでは、定価1,650円、A4変形判、32ページと案内されています。パンとラーメンという組み合わせが気になる子には、発売後の候補になりそうですね。
発売日や在庫、取り扱い状況は変わる可能性があるため、購入前にKADOKAWA『パンどろぼうとさすらいラーメン』公式商品ページや各販売店で最新情報を確認してください。
複数冊買うときの選び方
「どうせならセットで」と思うこともありますが、初めてなら一冊ずつ増やす方法も十分ありです。まとめ買いが向く家庭と、一冊から試したほうがよい家庭を分けて考えると失敗しにくくなります。
初めてなら一冊で反応を見る
まだシリーズを読んだことがないなら、まず第1作を一冊。読み終わったあとに「もう一回」と持ってくるのか、絵をじっと見るのか、別の題材に興味を示すのかを見てから2冊目を決められます。
一度の読み聞かせで反応が薄くても、「合わなかった」とすぐ決めなくて大丈夫です。その日の気分もあります。何日か置いてもう一度開いてみるくらいの付き合い方でもいいと思います。
まとめ買いは収録巻を確認
セット商品を選ぶなら、何冊入りで、どの作品まで含まれているかを必ず確認してください。とくに第8弾の発売前後は、「全巻セット」という表記でも販売時期によって含まれる巻数が違う可能性があります。
また、本編だけをそろえたいのか、ぬりえや遊べる本も一緒に欲しいのかでも選ぶ商品は変わります。プレゼントなら、すでに持っている巻がないか確認しておくと重複も避けやすいですよ。
通販は版と価格を確認する
第1作のKADOKAWA公式定価は、2026年9月14日時点で1,650円(税込)です。通販では旧価格の在庫、送料、ポイント、販売店による表示の違いがあるため、最終的な支払額は商品ページで確認してください。
また、紙版と電子版、通常の本編と大型絵本や関連本が同じ検索結果に出ることがあります。「思っていた本と違った」を避けるには、書名、作者、形式、必要ならISBNまで確認すると安心です。
価格、在庫、販売形態は変動します。正確な情報は出版社や販売店の公式サイトをご確認ください。対象年齢や発達について個別の判断が必要な場合は、最終的な判断を専門家にご相談ください。
『パンどろぼう』を購入先で確認
パンどろぼうのよくある質問
最後に、「どれが面白い?」「人気作から買うべき?」と迷ったときに確認したいポイントをまとめます。
Q1. パンどろぼうはどれが一番面白いですか?
A. 初めてなら第1作『パンどろぼう』が選びやすいです。主人公や世界観を最初から知ることができ、その後の続刊にもつながります。ただし、乗り物やお菓子など強い好みがある子は、そのテーマの巻が一番のお気に入りになることもあります。
Q2. パンどろぼうの人気ランキングは公式ですか?
A. この記事の順位は公式の販売部数ランキングではありません。初めて選ぶ家庭へのすすめやすさ、シリーズらしさ、好みとの合わせやすさを基準にした絵本ライフのおすすめ順です。受賞歴など確認できる情報は、順位とは分けて紹介しています。
Q3. パンどろぼうは何歳から楽しめますか?
A. KADOKAWAの公式案内では第1作は3歳からです。ただし対象年齢は目安です。3歳未満でも絵に興味を示す子はいますし、3歳以上でも短い絵本を好むことがあります。年齢と一緒に、今どんな絵本を楽しんでいるかも見てください。
Q4. 順番通りに読まないと楽しめませんか?
A. すべてを刊行順に読む必要はありません。初めてなら第1作を先に読み、そのあとは好みで選んでも楽しめます。ただし『おにぎりぼうやのたびだち』は主人公の背景に関わるため、第1作の驚きを大切にしたい場合はあとに読むのがおすすめです。
Q5. パンどろぼうの最新刊はどれですか?
A. 2026年9月14日現在、発売済みの最新刊は第7弾『パンどろぼうとスイーツおうじ』です。第8弾『パンどろぼうとさすらいラーメン』は2026年9月16日発売予定とKADOKAWAが案内しています。
まとめ:パンどろぼうはどれが面白い?
パンどろぼうはどれが面白いか迷ったら、まず第1作『パンどろぼう』から考えると選びやすいです。シリーズの出発点を知ったうえで、2冊目から子どもの好みに寄せていけば、ランキングだけでは決められない「わが家に合う一冊」が見つかります。
- 初めてなら第1作『パンどろぼう』
- 乗り物好きなら『パンどろぼうとほっかほっカー』
- 対決が好きなら『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』
- お菓子好きなら『パンどろぼうとスイーツおうじ』
- 主人公の背景を知りたいなら『おにぎりぼうやのたびだち』
「人気だから」だけではなく、「この子が今好きだから」で選ぶのが、シリーズを楽しむ近道です。まだ一冊も持っていないなら、第1作を購入先で確認するか、図書館などで一度読んでみてください。気に入ったら、その反応を手がかりに次の一冊を選んでいきましょう。
