しろくまちゃんのほっとけーき画用紙製作|1歳・2歳の作り方と壁面アイデア
『しろくまちゃんのほっとけーき』を読んだあと、「このホットケーキを画用紙で作ってみたい」と思うことがありますよね。
丸い画用紙を使えば簡単そうに見えるものの、実際に始めようとすると、「1歳や2歳でもできる?」「何色の画用紙を選べばいい?」「タンポやはじき絵はどう使う?」「作ったあとは壁面にもできる?」と、意外と迷うところが出てきます。
さらに、小さい子どもと製作するなら、見た目のかわいさだけでなく、誤飲しそうな小さな部品、硬い持ち手、ホチキスなどにも気を付けたいところです。
この記事では、家庭で絵本を楽しんできた私の立場から、画用紙を使ったシンプルなホットケーキ製作を中心に、1歳・2歳クラスで取り入れる場合のアレンジ、立体製作、壁面、誕生表、ごっこ遊びまで順番に紹介します。
なお、ここで紹介する製作は、こぐま社が公式に提供している型紙や製作教材ではありません。『しろくまちゃんのほっとけーき』の「ホットケーキ作り」という題材から広げた、この記事独自の製作アイデアです。
- 画用紙でホットケーキを作る基本的な手順
- 1歳・2歳で取り入れやすい製作方法の例
- タンポやはじき絵で焼き色を表現する方法
- 平面・立体・ごっこ遊び用の作り分け
- 壁面や誕生表へアレンジするときの考え方
- 小さい子どもと製作するときの安全上の注意
- 絵本のキャラクターや絵を利用するときの著作権上の注意

製作する前に物語の流れを確認しておきたい場合は、『しろくまちゃんのほっとけーき』のあらすじと魅力も参考にしてください。
しろくまちゃんのほっとけーきを画用紙で作る前に確認したいこと
検索では「しろくまちゃんのホットケーキ」と書かれることも多いのですが、正式な絵本タイトルは、ひらがなの『しろくまちゃんのほっとけーき』です。
こぐま社公式によると、通常版は22ページ、20×21cmで、年齢の目安は「0歳から3歳ごろまで」とされています。
ただし、これは絵本そのものの年齢の目安です。「0歳から3歳なら同じ画用紙製作ができる」という意味ではありません。
紙を触ることが中心の子もいれば、色を付けることを楽しむ子、パーツを貼りたがる子もいます。年齢だけで工程を決めず、その子が普段どのような遊びを楽しんでいるかを見ながら、できる部分を選ぶのが取り入れやすいかなと思います。
「絵本とまったく同じオレンジ色」にしなくて大丈夫
画用紙を買うときに、「しろくまちゃんのほっとけーきは、何色を選べば同じ色になるんだろう?」と迷うかもしれません。
実は「こぐまちゃんえほん」シリーズは、通常のカラー印刷とは違い、シリーズのために作られた特別な6色の「こぐまちゃんインク」を使って印刷されています。
そのため、市販の画用紙に「これを選べば絵本とまったく同じ色になる」という一色があるわけではありません。
製作では、オレンジ、黄色、薄い茶色などを実際の絵本の表紙と見比べながら選ぶくらいで十分です。メーカーによって「みかん」「だいだい」「オレンジ」など色名も違うので、名称だけで決めず実物の色を見るのがおすすめですよ。
むしろ、少し黄色いホットケーキ、こんがり茶色のホットケーキなど、子どもによって違う仕上がりになるのも画用紙製作の面白いところです。
こぐまちゃんシリーズの色や印刷については、こぐま社「こぐまちゃん」特設ページでも紹介されています。
まずは簡単|画用紙1枚から作るホットケーキ
最初から立体的なフライパンやシロップまで全部作ろうとすると、準備する大人も子どもも大変です。
初めてなら、まずは「丸い画用紙をホットケーキに見立てる」だけで十分。
必要なものも多くありません。
| 材料 | 使い方 | ポイント |
|---|---|---|
| オレンジ・黄色・薄茶系の画用紙 | ホットケーキ本体 | 大人があらかじめ丸く切ってもOK |
| 茶色のクレヨン | 焼き色 | 自由に線や点を付ける |
| 黄色の画用紙 | バター | 大きめの四角にする |
| のり | パーツの貼り付け | 使用年齢や注意表示を確認する |
| 絵の具 | タンポ・はじき絵 | 子ども向け製品の表示を確認する |
ホットケーキの円は、大人があらかじめ切っておいても構いません。
子どもが担当するのは、「焼き色を付ける」「バターを貼る」「紙を触る」など、一部分だけでも十分です。
1歳・2歳の画用紙製作は「年齢」より普段の姿に合わせる
1歳・2歳の製作を調べると、「1歳はこれ」「2歳ならここまで」と年齢ごとの完成例がたくさん出てきます。
ただ、同じ年齢でも、手で絵の具に触れることを楽しむ子もいれば、手が汚れることを好まない子もいます。シールを貼るのが好きな子もいれば、紙そのものを触ったり丸めたりすることに興味を持つ子もいます。
厚生労働省の「保育所保育指針」では、1歳以上3歳未満児の表現について、水、砂、土、紙、粘土などさまざまな素材に触れて楽しむことや、生活や遊びの中で興味を持ったことを自分なりに表現することなどが示されています。
つまり、完成品を全員同じ形にそろえることより、素材に触れながら、その子なりの方法で参加できる工程を用意すると考えると分かりやすいですよ。
1歳頃ならタンポや大きなパーツを使う方法
大人が丸く切った画用紙を用意し、子どもはタンポで焼き色を付ける方法があります。

タンポは、スポンジなどを持ちやすい大きさにして、大人が外れないように準備します。
画用紙に「トントン」と色が増えていくだけなので、完成形を理解していなくても参加しやすい方法です。
絵の具に触れたくない様子なら、無理にタンポを持たせず、大きめの黄色い「バター」を一緒に置いたり、完成した作品を見たりするだけでも構いません。
2歳頃なら「塗る・貼る・選ぶ」を組み合わせる
もう少し工程を増やせそうなら、子ども自身がホットケーキの色を選び、クレヨンで焼き色を付け、最後に大きなバターのパーツを貼る方法があります。
バターを真ん中へ貼る必要はありません。
端に貼っても、2枚貼っても、その子が選んだ位置をそのまま作品にする方が、画用紙製作らしい楽しさがあります。
ハサミを使う工程を入れる場合も、「2歳だから使わせる」と一律に決めず、園や家庭で普段どのように道具を扱っているかを確認し、大人が必要な部分を準備してください。
『しろくまちゃんのほっとけーき』を何歳頃から楽しめるのか知りたい方は、こちらの記事でもまとめています。
タンポとはじき絵でホットケーキの焼き色を表現する
丸い画用紙をそのまま使ってもかわいいですが、少し模様を加えると、一枚ずつ表情の違うホットケーキになります。
取り入れやすいのが「タンポ」と「はじき絵」です。

タンポは色の濃淡を楽しみやすい
タンポに少量の茶色やオレンジ系の絵の具を付け、画用紙へ軽く押していきます。
強く押した場所、軽く触れた場所で色の付き方が変わるので、きれいな円に塗りつぶさなくてもホットケーキらしい焼きむらに見えてきます。
大人が「ここを茶色にしよう」と場所を指定しすぎず、子どもが押した跡をそのまま残すのもいいですよ。
はじき絵ならクレヨンの跡が残る変化を楽しめる
はじき絵では、最初にクレヨンで線や丸、点などを描き、その上から水で適度に薄めた水彩絵の具を塗ります。
油性のクレヨン部分が水性絵の具をはじくため、下に描いた模様が残ります。
ホットケーキの焦げ目を忠実に作る必要はありません。「クレヨンのところだけ絵の具がはじいたね」と、画材の違いそのものを一緒に楽しむ方法でも十分です。
ふっくらした立体ホットケーキを作る方法
壁へ飾るだけなら平面作品が扱いやすいですが、ごっこ遊びにも使いたい場合は、少し厚みを付ける方法もあります。
ここで大切なのは、幼児が触るものに針金、ホチキス、小さな飾りなどを残さないことです。
2枚の画用紙の間に柔らかい素材を入れる
同じ大きさの丸い画用紙を2枚用意します。
間に少量の綿や柔らかい紙を入れ、大人が幅の広いテープや接着剤で周囲をしっかり閉じます。
綿など中に入れた素材が取り出せないことを確認してから、子どもへ渡してください。
綿を多く詰める必要はありません。少し厚みが付くだけでも、平面の画用紙とは違った触り心地になります。
小さな子どもが口へ持っていく可能性がある場合は、立体作品を玩具として渡さず、壁面用として大人が管理する方法もあります。
画用紙でフライパンを作るなら硬い持ち手を避ける
ホットケーキができると、今度はフライパンに載せて「ひっくり返したい」と思いますよね。
以前から工作では、チーズの丸い空き箱へ割り箸を付けてフライパンにする方法があります。
ただし、幼児が実際に持って振る遊びへ使うなら、硬く細い割り箸は周りの子どもや本人へ当たることまで考えておきたいところです。
段ボールと太い紙筒で作る方法
フライパン本体は、厚紙や段ボールを大きな円に切って作れます。
持ち手は、丸めた段ボールや太めの紙筒など、軽くて先端を柔らかく処理しやすい素材を候補にします。
接続部分は大人がしっかり固定し、完成後に引っ張って簡単に外れないか確認します。
「本物そっくり」にすることより、軽さ、取っ手の先端、外れやすい部品の有無を優先してください。
ごっこ遊びで実際にホットケーキを裏返すなら、空中へ高く飛ばさず、フライパンの上で手を使って裏返すだけでも十分楽しめます。
バターやシロップは画用紙だけでも表現できる
元記事では、紙粘土のバターや木工用ボンドに着色したシロップを紹介していました。
ただ、小さな子どもと作る場合は、本物の食べ物に見える材料ほど口へ入れないよう注意が必要になります。
まずは画用紙だけで作る方が簡単です。
バターは大きめの黄色い四角
黄色い画用紙を大きな四角に切り、ホットケーキの上へ貼ります。
小さな四角にする必要はありません。幼児が触る作品では、細かな部品を増やさず、大きなパーツで構成する方が管理しやすくなります。
シロップは茶色の紙やクレヨンでも十分
茶色の画用紙を細長く切って貼ったり、茶色のクレヨンで線を描いたりすれば、シロップらしい表現になります。
透明感を出したい場合は、大人が材料の注意表示を確認したうえで別の画材を使う方法もありますが、1歳・2歳の製作なら、無理にリアルな質感まで再現する必要はありません。
「何を使えば一番本物に見えるか」より、「子どもが触るものとして管理しやすいか」で選ぶと迷いにくいですよ。
小さな部品・ホチキス・外れる飾りには注意する
画用紙製作では、かわいくしようとすると、ビーズ、ボタン、鈴、小さなシールなどを追加したくなります。
しかし、乳幼児が触れる作品では、部品が外れたときのことまで確認しておきたいところです。
消費者庁は、小さな物の誤飲事故について注意を呼びかけており、子どもの口の大きさは直径約4cmで、それより小さい物は口の中に入る可能性があると説明しています。
これは「4cm以上なら必ず安全」という意味ではありませんが、作品を作るときに小さな部品を見直す一つの目安になります。
- 小さな飾りが取れそうになっていないか
- ホチキスの針が作品に残っていないか
- 段ボールの切り口が鋭くなっていないか
- 持ち手など硬い部分が顔へ当たりそうになっていないか
- 接着剤や絵の具が十分乾いているか
- 中に入れた綿などが取り出せる状態になっていないか
- 子どもが口へ入れようとした場合にすぐ対応できるか
参考:消費者庁「おもちゃなど小さなものを誤飲する事故に注意!」
画用紙のホットケーキを壁面や誕生表へアレンジする
完成したホットケーキは、そのまま持ち帰るだけでなく、園や家庭の壁面へ飾ることもできます。
ここでも、絵本を完全に再現することより、子どもが作ったホットケーキを主役にするときれいにまとまります。
積み重ねるだけでホットケーキタワーになる
一人一枚ずつ作った丸いホットケーキを、少しずつ位置をずらしながら縦に並べれば、大きなホットケーキタワーになります。
クラス全員の作品を一つにまとめたい場合にも使いやすい方法です。
完成品の形や色が違っていても、重ねることで一つの壁面としてまとまります。
誕生表なら12か月をホットケーキで分ける
誕生表として使うなら、1月から12月までを12枚の大きなホットケーキに分けるアイデアもあります。
これは『しろくまちゃんのほっとけーき』公式の誕生表ではなく、ホットケーキというモチーフを使ったオリジナルの掲示アイデアです。
| 飾り方 | 作り方 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| タワー型 | 丸い作品を縦に重ねる | 柱・縦長の壁面 |
| 横並び型 | 作品を横へ並べる | 廊下・広い壁 |
| 誕生表型 | 12か月をホットケーキで分ける | 保育室 |
| 製作展示型 | 子どもの作品を一枚ずつ飾る | 作品展示スペース |
背景は、白、クリーム、淡い水色などにすると、オレンジや黄色系のホットケーキが見やすくなります。
ただし、色の組み合わせに決まりはありません。園や家庭にある画用紙を使って無理なく作れば十分です。
しろくまちゃんの絵やキャラクターを壁面へ使う場合は著作権を確認する
ここは、画用紙製作で特に注意しておきたいところです。
『しろくまちゃんのほっとけーき』をテーマにするなら、「しろくまちゃんの顔も画用紙で作ろう」「絵本の絵をコピーして壁面に貼ろう」と考えることがあるかもしれません。
ただし、絵本のイラストやキャラクターは著作物です。
こぐま社は公式サイトの「著作物の利用について」で、絵本を元にしたパネルシアター、ペープサート、エプロンシアター、人形劇などの制作物をはじめ、利用方法によって著作権者の許諾が必要となるケースを案内しています。
利用場所や目的によって扱いが異なるため、「保育園で使うだけなら何でも自由」と一律には判断しない方がよいでしょう。
許諾の判断を必要としない形で製作アイデアを取り入れたい場合は、キャラクターをそのまま複製せず、ホットケーキ、ボウル、フライパン、バターなど一般的な料理モチーフを中心に構成する方法があります。
絵本の絵、文章、キャラクターをコピー・拡大・描き写しなどで使用したい場合は、実際の利用方法に応じて、こぐま社の現在の案内を確認してください。
季節の画用紙を足せば壁面を長く楽しめる
年間を通した壁面にしたいなら、ホットケーキそのものを毎月作り直さなくても、周りのモチーフだけ変える方法があります。
春なら花、夏なら青い水玉、秋なら葉っぱ、冬なら雪をイメージした白い紙など、一般的な季節モチーフを添えるだけでも印象が変わります。
果物をトッピングとして作る場合も、実物どおりに作らなくて大丈夫です。
赤い丸をイチゴに見立てたり、黄色い丸をバナナに見立てたりと、画用紙の形から発想を広げる方法もあります。
大人が完成形を決めすぎず、「これは何をのせたの?」と聞いてみると、子ども自身の見立てを知るきっかけにもなります。
作ったホットケーキをごっこ遊びへつなげる
壁面用に飾った作品とは別に、丈夫に作ったホットケーキがあれば、ごっこ遊びにも使えます。
お皿へ載せる、フライパンに置く、「どうぞ」と渡す。これだけでも遊びは広がります。
保育所保育指針でも、1歳以上3歳未満児について、紙や粘土などの素材に触れて楽しむことや、生活や遊びの中で経験したことを自分なりに表現することが示されています。
ただし、「この遊びをすれば社会性が育つ」「自己肯定感が高まる」といった効果を一つの製作だけで断定する必要はありません。
まずは、作ったものを使って子どもがどんな遊び方をするのかを見てみましょう。
一緒に作りやすい道具
- お皿:大きな紙皿や厚紙を使う
- フライ返し:厚紙や段ボールで大きく作り、角を丸くする
- ランチョンマット:大きな画用紙へ自由に模様を描く
- ボウル:大きめの空き箱などを見立てて使う
本物そっくりにする必要はありません。「この丸い紙がお皿」「この箱がボウル」という見立てだけでも遊べます。
製作のあとに体を使った遊びへ広げたい場合は、こちらも参考にできます。
画用紙製作から「食べ物の話」へ広げる方法
『しろくまちゃんのほっとけーき』は、ホットケーキを作り、焼き、できあがったものを食べる場面が描かれています。
そのため、製作中に「ホットケーキには何が入っているかな」「焼く前と焼いたあとでは色が違うね」など、食べ物について話すきっかけにもできます。
ここで大切なのは、「画用紙製作をすれば食育効果が得られる」と決めつけないことです。
製作はあくまで一つの入り口。絵本を読む、紙で作る、家庭で本物の材料を見るなど、それぞれの家庭や園で無理なくつなげていけば十分です。
農林水産省では、食育について、生きる上での基本として、さまざまな経験を通じて食に関する知識や選択する力を身に付けることを位置付けています。
実際の調理をする場合は、画用紙製作とは別に、火、熱い器具、食物アレルギー、衛生などへの配慮が必要です。子どもの年齢や状態に応じて、大人が安全を確認したうえで行ってください。
参考:農林水産省「食育の推進」

しろくまちゃんのほっとけーき画用紙製作で失敗しやすいポイント
最後に、実際に準備するときに迷いやすいポイントをまとめます。
完成見本と同じにしようとしすぎる
大人が見本を作ると、「バターは真ん中」「焼き色はこの位置」とそろえたくなるかもしれません。
でも、子どもの作品なら、色や位置が違っても問題ありません。
見本は「こうしなければいけない形」ではなく、「こんなものを作るよ」と伝える程度に使う方が取り入れやすいでしょう。
工程を詰め込みすぎる
色を塗る、切る、貼る、綿を詰める、シロップを付ける……と全部入れると、完成までが長くなります。
1回目は色付け、乾いてから大人が形を整え、別の日に遊ぶというように分けても構いません。
作品を遊び用と壁面用で兼用しすぎる
壁に長期間飾りたい作品をごっこ遊びにも使うと、折れたり、テープがはがれたりすることがあります。
飾る作品は平面、遊ぶ作品は丈夫な厚紙というように用途を分けると管理しやすくなります。
小さい飾りを付けすぎる
本物らしさを出すために、小さな果物、ビーズ、ボタンなどを増やすと、外れた際の管理が難しくなります。
特に乳幼児が触る作品では、「小さいほどかわいい」より「大きく単純な形」を基本にした方が扱いやすいですよ。
しろくまちゃんのほっとけーき画用紙製作に関するよくある質問
Q1. ホットケーキには何色の画用紙を使えばいいですか?
A. オレンジ、黄色、薄い茶色などが使いやすいですが、決まった一色はありません。「こぐまちゃんえほん」は特製の6色のインクで印刷されているため、市販画用紙で絵本と完全に同じ色になるとは限りません。実物の絵本と見比べながら、好きな色を選んでください。
Q2. 1歳でも画用紙製作を楽しめますか?
A. 年齢だけで一律には決められませんが、大人が形を準備し、子どもは紙に触れる、タンポで色を付ける、大きなパーツを貼るなど、工程を調整する方法があります。嫌がる工程を無理に行わず、その子が参加しやすい方法を選んでください。
Q3. ホチキスで立体ホットケーキを留めてもいいですか?
A. 幼児が触って遊ぶ作品なら、針が残るホチキスを使わず、幅の広いテープや接着剤などで大人がしっかり閉じる方法を検討した方が管理しやすいでしょう。完成後は、中身や部品が外れないか確認してください。
Q4. フライパンの持ち手に割り箸を使ってもいいですか?
A. 工作方法として使われることはありますが、幼児が振ったり持ち歩いたりする玩具では、硬く細い部分が周囲へ当たる可能性まで考える必要があります。太い紙筒や丸めた段ボールなど、軽くて先端を処理しやすい素材を候補にし、大人が完成品を確認してください。
Q5. はじき絵には普通の水彩絵の具を使えますか?
A. 一般的には油性のクレヨンと水性の絵の具の性質の違いを利用します。ただし、幼児が使用する場合は画材の対象年齢や注意表示を確認し、大人が見守ってください。絵の具を薄くしすぎると画用紙が大きく波打つこともあるため、最初に別紙で試すと安心です。
Q6. しろくまちゃんの顔を画用紙で作って壁面にしてもいいですか?
A. キャラクターや絵は著作物なので、利用目的や方法によって許諾が必要となる場合があります。こぐま社の「著作物の利用について」で該当する条件を確認してください。許諾判断を必要としない形で楽しみたい場合は、キャラクターそのものではなく、ホットケーキ、フライパン、バターなど一般的な料理モチーフを使う方法があります。
Q7. 壁面にした作品をごっこ遊びへ再利用できますか?
A. 状態に問題がなければ遊びへ使う方法もありますが、長期間掲示した作品はテープや接着部分が弱くなっていることがあります。子どもへ渡す前に、破れ、剥がれ、小さな部品の有無などを大人が確認してください。
まとめ|しろくまちゃんのほっとけーきは画用紙1枚から楽しめる
『しろくまちゃんのほっとけーき』をきっかけにした画用紙製作は、凝った工作を用意しなくても始められます。
丸い画用紙を一枚用意して、タンポで焼き色を付ける。黄色い画用紙をバターに見立てて貼る。それだけでも立派なホットケーキ製作です。
もう少し楽しめそうなら、はじき絵にする、立体的にする、フライパンを作る、壁面や誕生表へ飾る、ごっこ遊びへつなげるなど、少しずつ工程を増やせます。
- 絵本と同じ色にすることへこだわりすぎない
- 年齢だけで工程を決めず、その子が参加しやすい方法を選ぶ
- 1歳頃ならタンポや大きなパーツなどシンプルな工程から考える
- 2歳頃でも「全員が同じことをする」を前提にしない
- 立体作品ではホチキスや外れやすい小部品を残さないよう確認する
- ごっこ遊び用の道具は軽く、硬く尖った部分を避ける
- キャラクターや絵を複製する場合は著作権者の利用条件を確認する
- 壁面では子ども自身が作ったホットケーキを主役にする方法もある
形が丸くならなくても、焼き色が端に寄っていても、それで失敗ではありません。
大人が完成品をきれいに仕上げることより、子どもが「ここに色を付けた」「これを貼った」と参加できる部分を残しておく方が、製作時間そのものを楽しみやすくなります。
まずは絵本を一緒に開いて、ホットケーキを見てみてください。そのあと、家や園にある画用紙を一枚選ぶところから始めれば十分ですよ。
記事内容について
この記事は2026年8月28日に、こぐま社公式『しろくまちゃんのほっとけーき』商品情報、こぐま社「こぐまちゃん」特設ページ、こぐま社「著作物の利用について」、厚生労働省「保育所保育指針」、消費者庁の乳幼児の誤飲事故に関する案内、農林水産省の食育情報などを確認して作成しています。
年齢別の製作方法は一律の発達基準を示すものではなく、家庭や保育で取り入れる場合のアイデアです。子どもの発達、興味、体調、普段の道具の扱い方などに合わせて内容を調整してください。
画材、接着剤、道具などを使用する際は、それぞれの製品の対象年齢・注意表示を確認し、大人の見守りのもとで使用してください。また、絵本の絵・文章・キャラクターを複製、拡大、改変などして利用する場合は、利用方法に応じて、こぐま社の最新の著作物利用案内を確認してください。
