『パンどろぼう』を子どもと読んでいると、食パンを脱いだあとの姿を見て「このねずみ、名前はなんていうの?」と聞かれることがありますよね。
私も読み聞かせをしながら、「パンどろぼうは名前なの?」「ねずみになったら別の名前があるのかな?」と気になって調べました。
先に結論をお伝えすると、2026年9月7日時点で私が確認した「パンどろぼう」公式サイトやアニメ公式サイトでは、ねずみ姿だけに付けられた別の固有名は確認できませんでした。公式では、パンをかぶった姿も含めて主人公は「パンどろぼう」と表記されています。
ただし、ここで面白いのが「結城さん」という名前です。パンどろぼうが誕生する前、柴田ケイコさんが描いていた原型イラストには「パンどろぼうの結城さん」というタイトルが付いていました。
この記事では、現在のパンどろぼうの名前と正体、原型となった「結城さん」の意味、作者本人が語っている誕生秘話、ねずみ姿を楽しめる着脱式ぬいぐるみまで、公式情報を確認しながら整理します。
なお、この先は第1作『パンどろぼう』の正体に触れるため、まだ絵本を読んでいない方にはネタバレを含みます。初めて読むときの驚きを残したい場合は、先に絵本を楽しんでから戻ってきてくださいね。
- パンどろぼうのねずみ姿に別の名前があるのか
- 公式サイトでは主人公をどう呼んでいるのか
- 「結城さん」と現在のパンどろぼうの関係
- なぜパンの中に隠れる動物が選ばれたのか
- ねずみ姿を楽しめる着脱式ぬいぐるみの見分け方
- 2026年のシリーズ最新情報

パンどろぼうのねずみの名前は?公式情報を確認
一番知りたいところから確認していきましょう。
現在の公式情報では、パンどろぼうの中から現れるねずみに別の固有名は確認できません。
「パンどろぼう」公式サイトのキャラクター欄では、主人公はそのまま「パンどろぼう」と掲載されています。
さらに、2026年10月から放送予定のアニメ『パンどろぼう』公式サイトでも、キャストは「パンどろぼう/朝井彩加」と表記されています。
つまり、「パンをかぶっているときはパンどろぼう、脱いだら○○くん」というような別名が公式に案内されているわけではないんですね。
ネット上ではいろいろな呼び方を見かけることがありますが、公式確認できない名前を本名として扱わない方が安心です。
「名前がない」と断定するより「別名は確認できない」が正確
ここは少し細かいのですが、大切なポイントです。
公式サイトに別名が掲載されていないからといって、作者の中にも絶対に名前が存在しない、とまでは言い切れません。
そのため、このサイトでは「名前は存在しません」と断定するのではなく、「現在確認できる公式情報では、ねずみ姿だけの別の固有名は確認できません」としています。
子どもから「このねずみの名前は?」と聞かれたら、「公式ではパンどろぼうって呼ばれているみたいだよ」と答えるのが分かりやすいかなと思います。

「結城さん」はねずみの本名ではなく原型イラストのタイトル
パンどろぼうの名前を調べていると、「結城さん」という名前にたどり着くことがあります。
ここで勘違いしやすいのが、「現在のねずみの本名が結城さんなのでは?」という点です。
柴田ケイコさんは、集英社オンラインのインタビューで、『パンどろぼう』が生まれたきっかけについて詳しく話しています。
そこで紹介されているのが、パンをかぶったしろくまのイラストです。この作品には「パンどろぼうの結城さん」というタイトルが付いていました。
このイラストをKADOKAWAの編集者が目にしたことが、『パンどろぼう』誕生につながったそうです。
したがって、「結城さん」は現在のねずみ姿に付けられた公式の名前と考えるのではなく、作品が生まれる前段階にあった、しろくまを描いた原型作品の名称として理解するのが正確です。
最初はしろくま以外の動物も考えられていた
現在の姿になるまでには、ほかの動物も候補になっていました。
柴田さんは同じインタビューで、お猿さんも案の一つだったと話しています。
ただ、大きな動物では体がパンの外に出てしまい、中に何が隠れているか分かってしまいます。
そこで「パンをすっぽりかぶれるサイズ感」と「どろぼうのイメージ」を考えた結果、第1作で明かされる現在の動物が選ばれました。
何の動物か分からないまま読み進め、途中で正体が分かる。この驚きも『パンどろぼう』の面白いところですよね。
キャラクターが生まれた背景や作品の人気の秘密をもっと知りたい方は、パンどろぼうのねらいや作者の工夫を紹介した記事もあわせてご覧ください。
柴田ケイコさんはどんな絵本作家?公式プロフィールも確認
「結城さん」の話を知ると、作者の柴田ケイコさんについても気になりますよね。
柴田ケイコさんの公式プロフィールによると、2002年からフリーのイラストレーターとして書籍や広告、雑貨など幅広い分野で活動し、2016年に『めがねこ』で絵本作家としてデビューしています。
公式サイトでは、料理や散歩、鳥の声、季節の風やにおい、おいしいものなど、普段の暮らしの中から絵本やイラストのアイデアが生まれることも紹介されています。
『パンどろぼう』にも、身近なパンと、ちょっと変わった発想が組み合わされています。「どうしてパンをかぶろうと思ったんだろう?」という疑問の答えを作者本人の言葉から確認できるのは面白いですよ。
親子で読むなら正体を知ったあとも楽しめる

一度正体を知ってしまうと、「もう驚きがなくなるのでは?」と思うかもしれません。
でも、2回目からは別の楽しみ方ができます。
- 正体を知った状態でパンどろぼうの動きを追ってみる
- 「ここではまだ中身が見えないね」と親子で話してみる
- パンどろぼうの表情を一緒に楽しむ
- 絵の細かなところに描かれたパンや小物を探してみる
無理に「この絵本から何を学んだ?」と聞く必要はありません。子どもが笑ったところで一緒に笑ったり、気になった絵を指さしたりするだけでも十分です。
私の手元にある本でも、子どもが表紙に触れたり絵を指さしたりする様子を写真に残しています。どこに興味を持つかは、その子によって違うんだなと感じます。

シリーズ累計600万部|2026年には第8弾も登場
『パンどろぼう』は2020年の第1作からシリーズが広がり、現在では多くの作品が刊行されています。
KADOKAWAは2026年7月30日、「パンどろぼう」シリーズ累計600万部突破を発表しました。原文にあった550万部は、それ以前の発表時点の数字です。
最新の発行部数については、KADOKAWAの『パンどろぼう』関連トピックスから確認できます。
絵本には定期配達サービスもあります。毎月、違う本を読み聞かせたいと考えている人は参考になるかもしれません。
月額1,300円(税・送料込)で、毎月世界の絵本をご家庭にお届けします。
知育玩具の定期配達もあります。
気に入らなかったら何度でも交換可能!知育玩具のサブスクCha Cha Cha
第8弾は『パンどろぼうとさすらいラーメン』
2025年9月発売の第7弾『パンどろぼうとスイーツおうじ』に続き、2026年9月16日には第8弾『パンどろぼうとさすらいラーメン』が発売予定です。
最新作については、パンどろぼう公式サイトの新刊案内で確認できます。
シリーズを最初から読んでみたい方や、「おにぎりぼうやはどこで読む?」と迷っている方は、パンどろぼうシリーズの読む順番をまとめた記事も参考にしてください。
ねずみ姿を見たいなら着脱式ぬいぐるみの型番に注意
パンどろぼうの正体を知ると、「パンを本当に脱がせられるグッズはないかな?」と探したくなる方もいると思います。
実際に、サン・アローからパンの部分を着脱できるぬいぐるみが販売されています。
ただし、ここは商品を選ぶときに注意してください。
| 型番 | 商品 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| K-8374 | パンどろぼう 着脱式ぬいぐるみ | 主人公のパンどろぼう。パンを外した姿を楽しみたい場合はこちらを確認 |
| K-9394 | にせパンどろぼう 着脱式ぬいぐるみ | 第2作に登場する「にせパンどろぼう」の商品。主人公とは別 |
原文に掲載されていた「K-9394」は、主人公ではなく「にせパンどろぼう」の商品です。
パンどろぼう本人のねずみ姿を見たい場合は、商品名に「パンどろぼう 着脱式」「K-8374」と記載されているか確認してください。
古い商品は店舗によって在庫状況が違うため、価格だけでなく型番と商品名まで確認してから購入するのがおすすめです。
現在販売されている新しいぬいぐるみや関連商品については、パンどろぼう公式サイトのおもちゃ・ぬいぐるみ一覧でも確認できます。
手作りを楽しみたいなら公式の関連本もある
完成したグッズを買うだけでなく、自分で作ってみたい方には『パンどろぼう せかいいちかわいいてづくりこもの』があります。
KADOKAWAの公式商品ページによると、パンどろぼうやにせパンどろぼう、なぞのフランスパンのマスコットのほか、パン屋さんごっこに使えるフェルト作品、バッグなどの作り方が掲載されています。
実物大型紙も付いているため、「既製品を集めるより、自分で作る方が好き」という方はこちらの方が合うかもしれません。
『パンどろぼう』は紙版と電子版の両方がある
「正体をまだ知らない子どもと最初から読みたい」という場合は、やはり第1作『パンどろぼう』から読むと分かりやすいです。
KADOKAWAの公式商品情報では、紙書籍に加えて電子版も案内されています。
家で子どもと一緒にページをめくりたいなら紙版、外出先や端末で読みたいなら電子版という選び方ができます。
Amazonでは紙の本とKindle版で表示が分かれることがあるため、購入前に「紙書籍なのか電子書籍なのか」を確認してください。楽天市場やYahoo!ショッピングでは、送料や在庫も含めて比べると選びやすいですよ。
パンどろぼうのねずみの名前に関するQ&A
まとめ|パンどろぼうのねずみの名前は?
パンどろぼうの食パンの中から現れるねずみについて調べた結果、2026年9月7日時点で確認できる公式情報では、ねずみ姿だけに付けられた別の固有名は確認できませんでした。
公式サイトやアニメ公式サイトでは、主人公は一貫して「パンどろぼう」と表記されています。
一方で、「結城さん」という気になる名前にはきちんと由来があります。現在のねずみの本名ではなく、作品誕生のきっかけとなった、パンをかぶったしろくまの原型イラストのタイトルが「パンどろぼうの結城さん」でした。
この背景を知ってから第1作を読み直すと、「どうして体が全部パンの中に隠れているんだろう?」という部分まで違って見えてくるかもしれません。
子どもに名前を聞かれたら、「このねずみも公式ではパンどろぼうって呼ばれているよ」と伝えながら、一緒に正体が分かる場面を楽しんでみてくださいね。
記事内容について
この記事は2026年9月7日時点で、手元の『パンどろぼう』と、KADOKAWA・パンどろぼう公式サイト・アニメ公式サイト・柴田ケイコさんの公式サイトおよび公開インタビューを確認して作成しています。
書籍、グッズ、価格、在庫、新刊発売日、アニメ情報などは変更される場合があります。購入や視聴の際は、各公式サイトや販売店の最新情報をご確認ください。
