こんにちは。絵本のサイト「絵本ライフ」運営者の「絵本ライフ編集長」です。
子供たちが大好きな作品について、お弁当バスの出てくる順番が気になって検索されるパパやママも多いですよね。実は、お弁当バスには有名な絵本と、保育園などで人気の手遊び歌の2種類があるってご存知でしたか。それぞれでバスに乗るおかずや果物、そして順番が全く違うんです。この記事では、絵本版と手遊び歌版の違いや、パネルシアターでの歌詞の順番などを詳しく解説していきます。お子さんとの読み聞かせや手遊びの時間が、もっと楽しくなるヒントがきっと見つかりますよ。
- 絵本版の「おべんとうバス」に乗る7種類のおかずと順番がわかる
- 絵本の登場順が実際のお弁当作りをまねている理由がわかる
- 手遊び歌版に登場する10種類の具材と歌詞のつくりがわかる
- パネルシアターにおけるトマトさんととうふやさんの違いが理解できる
絵本版お弁当バスに出てくる順番と特徴

まずは、家庭での読み聞かせで大人気の絵本版について見ていきましょう。どんなおかずたちが、どんな順番でバスに乗ってくるのか、その特徴や作者のこだわりまで詳しく解説しますね。
真珠まりこ作の絵本に登場する食べ物

絵本『おべんとうバス』は、真珠まりこさんが作・絵を手がけ、2006年1月にひさかたチャイルドから発行された幼児・あかちゃん向けの絵本です。累計100万部を超えるほど長く愛されている作品なんですよ。
この絵本では、真っ赤なバスにお弁当の定番おかずたちが次々と名前を呼ばれて乗り込んでいくというストーリーが展開されます。登場する食べ物は全部で7種類で、きっちり以下の順番でバスに乗車します。
| 順番 | キャラクター名 | 本文中の呼びかけ |
|---|---|---|
| 第1位 | ハンバーグくん | ハンバーグくーん |
| 第2位 | えびフライちゃん | えびフライちゃん |
| 第3位 | たまごやきさん(くん) | たまごやきさーん |
| 第4位 | ブロッコリー | プロッコリー |
| 第5位 | プチトマト(トマトちゃん) | (呼びかけ描写に準ずる) |
| 第6位 | おにぎり(さんたち) | 複数で登場 |
| 第7位 | みかんちゃん | みかんちゃん |
標準的な22cmの厚紙絵本フォーマットのほか、一部のカタログ販売等では少し小型のフォーマットも流通しているようですが、登場するキャラクターの順番は一貫して同じです。
おにぎりやハンバーグの登場順の理由
おかずたちがバスに乗る順番は、単にランダムに並べただけではないんです。実際のお弁当のメニューの組み合わせと、食事の進み方をとてもよくまねて作られているのが大きな特徴です。
まずは子どもたちに人気で主役となる肉・魚介系のメインディッシュ(ハンバーグ、えびフライ)から始まり、次に定番の副菜(たまごやき)、そして彩りを整える野菜類(ブロッコリー、プチトマト)へと続きます。その後、お弁当の土台となる主食(おにぎり)が登場し、最後は食事の終わりを象徴するデザート(みかん)で締めくくられます。
メニューの流れを意識した作り
全員が揃ったところで「いただきます!」と完結することで、食育の面からもピクニックへ出かける楽しい気持ちを高めてくれる素晴らしい作りですね。
読み聞かせで返事を引き出す工夫とは
この絵本は、単に絵を眺めるだけでなく、コミュニケーション絵本として工夫して作られています。名前を呼ばれたおかずたちが「はーい」と元気よく返事をするリズム感のある展開によって、読み聞かせの際に子どもが一緒に手を挙げたり、返事の真似したりと、自然なコミュニケーションが生まれます。
実はこの作品、当時4歳だった作者のお子さんが喜ぶ絵本を作りたい、という思いから誕生したそうです。子どもが大好きな「乗り物」の要素と、発音の語呂の良さから『おべんとうバス』という形になりました。
また、温かみのあるイラストの線にも秘密があります。黒の輪郭線を単独で描き、コンビニのコピー機で縮小と拡大を何度も繰り返すという手作業の工夫を行うことで、機械には出せない柔らかく味のある線を生み出しているんですよ。
かくれんぼ等絵本の派生作品について

大人気となった本作は、絵本という枠を超えて様々な形で展開されています。もっと楽しみたいお子さんには、以下のような関連作品やグッズもおすすめです。
- 続編絵本『おべんとうバスのかくれんぼ』:おなじみのキャラクターたちがかくれんぼをして遊ぶお話です。
- 大型本:保育園などでの集団読み聞かせに便利な大きなサイズの絵本です。
- 劇あそび専用書籍:0・1・2歳児の保育現場向けに、セリフや型紙が載っている『おべんとうバス劇あそびブック』があります。
- 関連絵本:キャラクターたちが「ころころりん」と転がっていく『ころころ山』という絵本もあります。
さらに絵本の世界を楽しみたい方には、お弁当バスの無料塗り絵や公式グッズ情報も別でまとめているので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
このほかにも、著名な音楽ユニット「ケロポンズ」が歌う公式の『おべんとうバスのうた』も存在します(こちらは後述する手遊び歌とは異なるものです)。
著者や公式情報に関する詳細な背景
作者の真珠まりこさんは、大阪とニューヨークで絵本制作を学んだ絵本作家です。代表作には、数々の賞を受賞した『もったいないばあさん』シリーズがあります。このシリーズは環境教育や食育など、幼児期の大切な心を育てるテーマで広く知られています。
他にも、かぼちゃが巨大化する『かぼちゃものがたり』や、おでんの具がお風呂に入る『おでんのゆ』など、食べ物をキャラクターにした魅力的な作品を多数発表されています。公式サイトやSNS等でも積極的に情報を発信し、読者との交流を大切にされている作家さんですね。
手遊び歌のお弁当バスの出てくる順番
ここからは、保育現場等で広く親しまれている「手遊び歌・童謡」としての『おべんとうバス』について解説します。絵本版とは登場する食べ物も順番も全く違うので、ぜひチェックしてみてください。
阿部直美作詞の手遊び歌と童謡の構造
手遊び歌としての『おべんとうバス』(『おべんとバス』とも呼ばれます)は、阿部直美さんが作詞・作曲を手がけた楽曲です。この歌は単に聴くためではなく、歌いながら手や体を動かす手遊びとして、あるいはフェルト等のパーツをボードに貼っていくパネルシアターの音楽として作られた、実際に役立つ教材です。
パネルシアターで使うパーツは、ご家庭で手作りするのもおすすめです。100均の材料で簡単にできるお弁当バスのフェルト玩具の作り方もご紹介しているので、工作が好きな方は挑戦してみてくださいね。
各番の初めに「おべんとバスが はしります のせてのせてと やって来て(手を振ってなど)」と歌い、3種類の食材が呼ばれた後、「ぎゅっぎゅっぎゅ」という擬音とともにバスに詰め込まれる(体を抱きしめる)アクションを繰り返すのが基本の構造です。
パネルシアターでの実演と楽譜の構成

手遊び歌版の大きな特徴は、体を使った動きやリズムを一緒に楽しむことにあります。絵本版が「声の応答」を主体としているのに対し、こちらは「とんとんとん」とドアを叩く動作や、最後の「ぎゅっぎゅっぎゅ」で自分を抱きしめたり隣のお友達と触れ合ったりするスキンシップ要素が組み込まれています。
動画サイトなどで実際に遊んでいる様子を見ると、子どもたちの興味を惹きつけるために、わざとテンポを上げたり、声の強弱をつけて歌われることが多いようです。保育の現場でとても盛り上がる様子が目に浮かびますね。
【注意点】保育教材としての利用について
ここに記載している内容は一般的な遊び方の傾向に基づくものです。実際の保育園などでの正確な楽譜やパネルシアターの遊び方については、公式サイトや専門の出版物をご確認くださいね。最終的な選び方や教え方は、専門家である保育士さんなどにご確認いただくのが確実です。
いちごから始まる10種類のキャラクター
手遊び歌版では、絵本のような洋食中心のおかずではなく、果物、野菜、和食の具材が混在した合計10種類のキャラクターが登場します。楽譜の記録に基づく厳密な順番は以下の通りです。
| 番数 | 登場する順番とキャラクター | 締めくくりのアクション |
|---|---|---|
| 第1番 | 1. いちごさん 2. にんじんさん 3. さくらんぼさん | ぎゅっぎゅっぎゅ ぎゅっぎゅっぎゅ |
| 第2番 | 4. しおじゃけさん 5. ごぼうさん 6. むきえびさん | ぎゅっぎゅっぎゅ ぎゅっぎゅっぎゅ |
| 第3番 | 7. なるとさん 8. はんぺんさん 9. きゅうりさん | ぎゅっぎゅっぎゅ ぎゅっぎゅっぎゅ |
| 第4番 | 10. とうふやさん (※または トマトさん) | ぎゅっぎゅっぎゅ ぎゅっぎゅっぎゅ |
トマトととうふやの違いとは

手遊び歌版の歌詞でよく疑問に上がるのが、一番最後に登場するキャラクターです。実はここにははっきりした2つの種類が存在します。
- 「とうふやさん」版:『おさなご歌集』などの本になった楽譜などで確認される形です。
- 「トマトさん」版:パネルシアターの実演マニュアルや動画サイトでの歌唱記録において多く使われている形です。
この違いは、手遊び歌が全国の保育現場に広まっていく過程で自然に生まれたものだと考えられます。市販のパネルシアター教材の指示書などでは、視覚的にもわかりやすい「トマトさん」が採用されているケースが多いようですね。
お弁当バスの出てくる順番の違いまとめ
最後に、絵本版と手遊び歌版の「お弁当バスの出てくる順番」や特徴の違いについて、わかりやすく表にまとめました。
| 比較項目 | 絵本『おべんとうバス』 | 手遊び歌『おべんとうバス』 |
|---|---|---|
| 作者 | 真珠まりこさん(作・絵) | 阿部直美さん(作詞・作曲) |
| キャラクター数 | 7種類 | 10種類 |
| 1番目の登場者 | ハンバーグくん | いちごさん |
| 最後の登場者 | みかんちゃん | とうふやさん(またはトマトさん) |
| 主なアクション | 「はーい」と返事をする(応答) | 「ぎゅっぎゅっぎゅ」と抱きしめる(リズム・接触) |
同じ「お弁当バス」というテーマでも、絵本は食事への興味を引き出すための応答遊び、手遊び歌はスキンシップとリズムを楽しむ身体遊びというように、全く異なる魅力を持っています。目的に合わせて、ぜひお子さんと一緒に両方の「おべんとうバス」を楽しんでみてくださいね。
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