こんにちは。絵本のサイトbooks100、運営者の「books編集長」です。
「つみきでどうぶつのいないいないばあっ」と検索されたということは、もしかして、記憶の中にある特定の絵本やおもちゃを探しているのではないでしょうか。
「積み木の形で、動物が出てきて、いないいないばあをする…」そんなイメージが頭の中にあって、でも正確な名前がわからない、という状況かもしれませんね。その曖昧なイメージ、実は米津祐介さんの仕掛け絵本かもしれませんし、あるいは木製や布絵本の知育玩具を指している可能性もあります。
この記事では、その検索キーワードに当てはまる有力な候補をピックアップしました。0歳や1歳、2歳の赤ちゃんへのプレゼント選びにも役立つ情報かと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 検索の「正体」と噂される絵本
- なぜ「どうぶつ」と記憶が混ざるのか
- キーワードに合う積み木や布のおもちゃ
- 0歳から2歳までの選び方のコツ
つみきでどうぶつのいないいないばあっを探す正解はこれ

多くの方がこのキーワードで検索したとき、頭に浮かべている可能性が非常に高い「ある絵本」があります。それがなぜ「つみき」で「どうぶつ」で「いないいないばあ」と記憶されているのか、その魅力と理由を詳しく見ていきましょう。
米津祐介の仕掛け絵本が人気の理由
この検索キーワードの「正体」として最も有力視されているのが、絵本作家・米津祐介(よねづゆうすけ)さんの作品です。
米津さんは、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展での入選経験もある実力派の作家さんですね。彼の作品は、クレパスで描かれたような温かみがありながら、非常に洗練されたグラフィックデザインが特徴です。
従来の絵本というよりは、「デザインプロダクト」に近い感覚かもしれません。だからこそ、インテリアにこだわりたい現代のパパママ層から強い支持を集めているんだと思います。
書店でも、彼の「穴あき仕掛け絵本」シリーズは平積みで特集されていることが多いので、無意識のうちに目にしている可能性が高いですね。
のりものつみきの穴あき仕掛けの魅力

その米津さんの作品の中でも、特に今回のキーワードと関連が深いのが『のりもの つみき』(講談社)という絵本です。
「あれ?動物じゃないの?」と思いましたか? そうなんです、タイトルは「のりもの」なんですね。これが記憶が混ざる第一のポイントです。
この絵本は厚紙のボードブックで、ページに「穴」が開いています。左ページの積み木のイラストが、ページをめくると…バスやパトカーといった「のりもの」に変身するんです!
この「隠れていたものが現れる」「予想外のものに変わる」という体験こそが、赤ちゃんにとっての「いないいないばあ」の喜びに直結します。子どもが自分でページをめくって「ばあ!」と楽しむ姿が目に浮かびますね。
絵本で「身体遊び」体験
最後のロケットのページでは、絵本自体を90度回転させて縦長にして読みます。この「本を動かす」というダイナミックな動作が、積み木で遊ぶ感覚と似ていて、子どもの記憶に強く残るようです。
どうぶつと間違われる顔のあるデザイン

では、なぜ「のりもの」の絵本を「どうぶつ」と記憶してしまうのでしょうか。これには2つの理由が考えられます。
一つ目は、『のりもの つみき』に出てくる積み木自体に、目や口といった「顔」が描かれていることです。赤ちゃんや小さな子どもにとって、「顔」があるものは生き物やキャラクターとして認識されやすいんですね。だから「動物の積み木」という記憶に変換された可能性があります。
二つ目は、米津さんの他の人気作品との記憶の混同です。
米津さんは『たべもの だーれ?』や『にじいろカメレオン』など、動物をテーマにした仕掛け絵本もたくさん出版されています。書店で『のりもの つみき』の隣にこれらの動物絵本が並んでいると、「積み木」と「動物」と「仕掛け」のイメージが全部合わさって記憶されてしまう…というのは、とても自然なことかなと思います。
もし本当に動物の仕掛け絵本がお好みなら、同シリーズの『もぐ もぐ もぐ』などもおすすめです。こちらも穴あき仕掛けで楽しめますよ。
0歳から楽しめる読み聞かせのコツ

『のりもの つみき』は、紙が分厚いボードブックでできているのも大きなポイントです。
0歳や1歳の赤ちゃんは、絵本を舐めたり、投げたり、ページを乱暴に扱ったりしがちですよね。この絵本なら丈夫なので、赤ちゃんが自分で触って遊ぶ「最初の一冊」としても安心です。
読み聞かせのコツは、正しく読むことよりもコミュニケーションを楽しむことです。
- 「つみきで なにつくる?」と一緒に問いかける
- ページをめくって「ばあ!バスだったね!」と驚きを共有する
- 積み木の「顔」を指差して「かわいいね」と話しかける
まだ言葉が話せない時期でも、親子の楽しいやり取りのきっかけになってくれるはずです。
1歳や2歳のプレゼントにおすすめな理由
1歳や2歳になると、言葉の理解が進み、「見立て遊び」も始まってきます。この絵本は、そんな時期のプレゼントにもぴったりですね。
実際にレビューなどを見ていると、「絵本を読んだ後、家にある積み木で『バスつくろう!』と遊びが広がった」という声も多いです。
絵本が現実の「積み木遊び」への導入ガイドになってくれるんですね。どうやって遊んだらいいか分からない時も、絵本を真似するだけで親子のコミュニケーションが生まれます。
『のりもの つみき』は、0歳では「いないいないばあ」の視覚的な驚きを楽しみ、1歳・2歳では「乗り物の名前」を覚えたり、「実際の積み木遊び」に発展させたりと、子どもの成長に合わせて長く楽しめるのが最大の魅力かなと思います。
ご購入時の注意
絵本の情報(価格やISBNコード:978-4-06-216888-5)は執筆時点のものです。購入される際は、書店やオンラインストアで最新の情報をご確認ください。

つみきでどうぶつのいないいないばあっができるおもちゃ選び
もしかしたら、あなたが探しているのは絵本ではなく、本当に「積み木」で「動物」の「おもちゃ」かもしれません。その場合、検索イメージに近い、質の高い知育のおもちゃもいくつか候補があります。長く使える木製のおもちゃと、布製のおもちゃを比較してみましょう。
木製の森のどうぶつみきで長く遊ぶ

「つみき」と「どうぶつ」というキーワードで、非常に人気が高いのがオークヴィレッジ社の『森のどうぶつみき』です。
これは、日本の森に住む動物たちがモチーフになった木製の積み木ですね。絵本作家のスギヤマカナヨさんがデザインされていて、木の温もりと可愛いシルエットが特徴です。
価格は1万円を超える(※執筆時点)ので、出産祝いや1歳の誕生日といった特別なプレゼントとして選ばれることが多い高級な知育のおもちゃです。
この積み木には直接的な「いないいないばあ」の仕掛けはありません。ですが、親動物の後ろに子動物を隠して「だれかな?」「ばあ!」と遊ぶなど、ごっこ遊びの中で「いないいないばあ」を概念的に楽しむことができます。
無垢材で作られているので、口に入れても比較的安心ですが、長く使うためにも、遊び終わったら乾いた布で拭くなどのお手入れはしてあげたいですね。
エドインターの布絵本は洗濯も可能
もし、検索した「つみき」が、布製の柔らかいブロック(ソフトブロック)のイメージだった場合、エド・インター(GENIブランド)の布絵本『いないいないばあ』が近いかもしれません。
これは、ライオンやパンダといった動物の「しっぽ」がページからはみ出していて、「これだあれ?」とめくると「ばあ!」と動物の顔が出てくる、まさに「いないいないばあ」に特化した布絵本です。
最大のメリットは、汚れたら洗濯機(ソフト洗い)や手洗いが可能なこと。何でも口に入れてしまう0歳の赤ちゃんにも安心して渡せます。
ベビーカーに取り付けられるループも付いているので、お出かけ用のおもちゃとしても活躍してくれますね。
価格も比較的手頃(※執筆時点)なので、メインのプレゼントに添える「もう一品」としても選びやすいかなと思います。
いないいないばあ遊びの知育効果
そもそも、なぜ赤ちゃんは「いないいないばあ」がこんなに好きなのでしょうか。
これには「対象永続性」という発達心理学の概念が関係していると言われています。これは、「見えなくなっても、モノはそこに存在し続ける」ということを理解するプロセスです。
「いない(隠れる)→ ばあ(現れる)」という繰り返し遊びを通じて、赤ちゃんは「隠れてもママの顔はなくならない」という安心感と予測する楽しみを学んでいるんですね。
松谷みよ子さんの超定番絵本『いないいないばあ』は、この「顔の出現」に特化しています。一方で、今回ご紹介した『のりもの つみき』などは、それに加えて「形が変わる(変身する)」という、もう一段階上の驚きや想像力を刺激する要素が含まれているのが特徴です。
安全性重視で選ぶ赤ちゃん用のおもちゃ
特に0歳や1歳の赤ちゃんに絵本やおもちゃを選ぶ上で、最も重要なのはやはり安全性ですよね。
おもちゃであれば、日本の「STマーク」やヨーロッパの「CEマーク」など、安全基準を満たしているかを確認するのは基本かなと思います。
木製のおもちゃの注意点
『森のどうぶつみき』のような木製のおもちゃは、耐久性が高く、五感を刺激するというメリットがあります。一方で、硬さがあるため、投げたり落としたりすると床や家具が傷ついたり、赤ちゃん自身がぶつかって怪我をしたりする可能性もゼロではありません。また、水洗いに弱いものが多いので、衛生管理(アルコール除菌が可能な塗料かなど)も確認が必要です。
布製のおもちゃ・ボードブックの注意点
『布絵本 いないいないばあ』のような布製のおもちゃや、『のりもの つみき』のような厚紙製の絵本は、軽くて柔らかい(あるいは角が丸い)ため、怪我のリスクが低いのが魅力です。布製のおもちゃは洗濯できるものが多いですが、ボードブックは紙なので、水濡れや、赤ちゃんが強く噛むことによる破損には注意が必要ですね。
保護者の見守りが大切です
どんなに安全に配慮されたおもちゃや絵本でも、予期せぬ事故が起こる可能性はあります。必ず保護者の方の目の届く範囲で遊ばせるようにしてください。購入前には対象年齢や素材、お手入れ方法をよく確認しましょう。
費用や仕様に関する正確な情報は、各メーカーの公式サイトなどで最新のものをご確認ください。
まとめ:つみきでどうぶつのいないいないばあっ!
「つみきでどうぶつのいないいないばあっ」という、少し不思議な検索キーワード。その正体は、米津祐介さんの『のりもの つみき』の記憶違いかもしれませんし、あるいは『森のどうぶつみき』や布絵本を探していたのかもしれません。
でも、どれが正解であっても、「子どもに驚きと発見のある遊びをプレゼントしたい」という親御さんの温かい気持ちが伝わってくる、素敵なキーワードだなと私は思います。
絵本であれ、おもちゃであれ、大切なのはそれを介して生まれる親子のコミュニケーションの時間です。
「ばあ!」と笑い合ったり、「これは何かな?」と指差したりする。そんな何気ないひとときが、子どもの好奇心や安心感を育んでいくんですね。ぜひ、お子様にぴったりの「いないいないばあ」を見つけて、楽しい時間を過ごしてください。
「つみきでどうぶつのいないいないばあっ」に関するQ&A
Q1 : 「つみきでどうぶつのいないいないばあっ」と検索しても、探しているものが見つかりません。
A: 米津祐介さんの仕掛け絵本『のりもの つみき』ではありませんか?記憶が混ざって検索されていることが多いようです。
Q2 : なぜ『のりもの つみき』が「どうぶつ」と間違われるのですか?
A: 積み木自体に「顔」が描かれていたり、米津祐介さんの他の動物絵本とイメージが混同したりするためと考えられます。
Q3: 『のりもの つみき』の「いないいないばあ」要素はどこですか?
A: ページに穴が開いており、めくると積み木が乗り物に変身します。その「隠れていたものが現れる」驚きが遊びに似ています。
Q4: 『のりもの つみき』は何歳からおすすめですか?
A: 0歳から楽しめます。丈夫なボードブックなので、赤ちゃんが自分でめくったり、舐めたりしても比較的安心ですよ。
Q5 Q: 絵本ではなく、本当に「どうぶつのつみき」を探しています。
A: オークヴィレッジ社の『森のどうぶつみき』がおすすめです。スギヤマカナヨさんがデザインした、温かみのある木製のおもちゃです。
Q6: 『森のどうぶつみき』に「いないいないばあ」の仕掛けはありますか?
A: 直接的な仕掛けはありません。ですが、親子の動物ピースを使って「かくれんぼ遊び」のように楽しむことができます。
Q7: 0歳の赤ちゃんに安全な「いないいないばあ」のおもちゃはありますか?
A: エド・インターの布絵本『いないいないばあ』はいかがでしょう。動物のしっぽをめくる仕掛けで、洗濯も可能です。
Q8: 米津祐介さんの絵本は、なぜ人気があるのでしょうか?
A: デザイン性が高くおしゃれな点と、穴あき仕掛けが子どもの好奇心を刺激する点が、親御さんから支持されています。
Q9: 『のりもの つみき』の楽しい読み聞かせのコツはありますか?
A: 最後のロケットのページでは、ぜひ本を縦にして「はっしゃー!」とダイナミックに読んであげると盛り上がりますよ。
Q10: 赤ちゃんはなぜ「いないいないばあ」がそんなに好きなんですか?
A: 「見えなくなっても、モノはそこに存在し続ける」ということを学ぶ大切な遊びだからです。予測する楽しみと安心感を得ています。
