きんぎょがにげたの楽しみ方は?年齢別の反応や遊びのアイデア

木目のテーブルに置かれた絵本『きんぎょが にげた』の表紙

こんにちは。絵本のサイト絵本ライフ、運営者の絵本ライフ編集長です。五味太郎さんの名作絵本、『きんぎょが にげた』を手に取ったとき、このシンプルなかくれんぼが、なぜこれほどまでに子どもたちを惹きつけるのか不思議に思ったことはありませんか。私自身、子どもと一緒にこの本を開くたびに、成長とともに変わる「発見の喜び」にいつも驚かされます。この記事では、一人の絵本好きとしての視点から、きんぎょがにげたを通じて私が感じた子どもの変化や、0歳から3歳以上までの年齢別の楽しみ方、さらにはお家でできる簡単な遊びの広げ方をご紹介します。専門的な教育論ではなく、日々の読み聞かせがちょっと楽しくなるヒントとして、リラックスして読んでいただければ嬉しいです。

この記事でわかること
  • 年齢ごとの成長に合わせて変わる『きんぎょが にげた』の楽しみ方
  • 子どもの「見つけた!」という笑顔を引き出す読み聞かせのコツ
  • 絵本の世界を親子で一緒に体験する、お家での遊びアイデア
  • 日常の中で「考える力」や「観察する目」を育むためのヒント
目次

きんぎょがにげたを楽しむ中で感じる子どもの成長

このセクションでは、私が実際に子どもたちと接する中で気づいた、年齢ごとの反応の違いについてお話しします。「次はこうくるかな?」とワクワクする気持ちを大切にしながら、親子で楽しむポイントをまとめました。

観葉植物の鉢植えに隠れている赤い金魚のイラスト
AIイメージ画像

魔法の正体は、「発見の喜び」にあります。それは、子どもの成長とともに変化し、深まっていく喜びです。

子どものシルエットと発見の喜びをイメージしたアイコンイラスト
AIイメージ画像

0歳児:色と音のリズムで楽しむ初めての絵本

0歳児の赤ちゃんにとって、この絵本は物語というよりも「色と音の体験」です。五味太郎さんの描く鮮やかで力強い色彩は、まだ視覚が発達途中の赤ちゃんにとっても、とても魅力的に映るようです。この時期は、「当てる」ことよりも、絵本を通じた親子のコミュニケーションそのものが目的になります。

絵本をじっと見つめる赤ちゃんの瞳のアップ
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目で追いかける楽しさを共有する

ページをめくるたびに、赤い金魚がひらひらと動く様子を、赤ちゃんはじっと目で追いかけます。大人が「こっちだね」と指でなぞる優しい声と、膝の温もり。そんな穏やかな時間が、子どもにとって絵本を「大好きな場所」にしてくれます。

1歳児:指差しで「伝える喜び」が爆発する時期

1歳児を過ぎて指差しができるようになると、楽しさは一気に加速します。一語文の発語が見られるようになり、見つけた喜びを共有できるようになります。

絵本の中の金魚を指差す1歳児の手元のアップ
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「いたね!」の一言が自信につながる

子どもが金魚を指差したとき、「本当だ!見つけたね!」と共感してあげることが何より大切です。自分の発見が伝わる、認めてもらえる体験が、子どもの最初の自信になります。

2歳児:じっくり観察し、自力で解決する達成感

2歳児になると観察力が高まり、何かに擬態した金魚も見つけられるようになります。自律性が高まる時期なので、大人がぐっと我慢して待つ時間が、達成感を育みます。

真剣な表情で絵本を観察する2歳児の横顔
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「自分で見つけた!」を邪魔しないコツ

先回りせず、待つことが最高のスパイスです。苦労して見つけた時の「やったー!」という達成感が、子どもの自律性を育みます。

ちょっとしたヒント

もしなかなか見つけられないときは、隠れ場所を記憶している大人がヒントを出してあげるのも一つの方法ですが、本人が自分で見つけ出す過程を大切にしてあげましょう。

3歳児以上:物語の先を想像し、遊びを広げる力

3歳児以上では、金魚が「逃げる」という状況を理解し、物語の背景を想像するようになります。「なぜ逃げたのか」「次へどこへ行くのか」を語り合えるようになります。

絵本から広がる金魚や動物の想像を描いたイラスト
AIイメージ画像

「もしも」の話で盛り上がる

「お腹が空いてお菓子に隠れたのかな?」など、「もしも」の会話が物語を外の世界へ連れ出します。友達と競い合って探すなど、社会的なルールの中での遊びも楽しめるようになります。

0歳から3歳までの成長ステップをまとめた図解イラスト
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年齢楽しみ方のポイント大人の関わり方
0歳児色と音のリズムゆったりと読み聞かせる
1歳児指差しと共感「いたね!」と全力で共感
2歳児観察と達成感自力で探すのをじっと待つ
3歳児〜想像と対話「なぜ?」や「もしも」を語り合う

自己肯定感を育む達成感と共感の読み聞かせ

小さな成功体験の積み重ねは、自己肯定感の源泉です。見つけた瞬間の喜びは、子どもにとって不可欠な成功体験となります。

読み聞かせ中に笑顔で見つめ合う母親と子ども
AIイメージ画像

お家での読み聞かせのコツ

  • 子どもの発見を肯定し、感情を共有する
  • 「待ちの時間」を十分に設ける
  • 「一生懸命探している姿」そのものを褒める

五味太郎が作品に込めた、遊び心のメッセージ

作者の五味太郎さんは、作品を通じて「自由を楽しんでいいんだよ」というメッセージを届けています。答えは一つではありません。

赤い折り紙で作った金魚とお部屋でのごっこ遊びの様子
AIイメージ画像

自分自身の目で世界を観察し、面白いものを見つけていく探究心こそが学びの原点です。これは文部科学省が推進する主体的な学びにも通じるものです(出典:文部科学省『新学習指導要領のポイント』)。

日常生活に活かす『きんぎょが にげた』の遊びアイデア

絵本の読後活動として製作を取り入れることは、創造性を養う上で有効です。

ポストや雲の中に金魚の形を見つける日常の風景写真
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親子で楽しむ、身近な材料を使った「金魚作り」

1歳児後半から2歳児を対象に、花紙を丸めて透明な袋に入れる製作などが楽しめます。自分で作った金魚には、特別な愛着が生まれます。

お部屋を舞台にした「リアル金魚探し」ごっこ

製作した金魚を用いて室内で「金魚探し」を行います。大人が隠し、子どもが探す体験は、最高のアトラクションに変わります。

日常の風景が「探し絵」に変わる、観察のヒント

「あれ、きんぎょさんみたいだね?」という一言が、子どもの観察眼をどんどん鋭くしていきます。

作者・五味太郎の似顔絵イラストとメッセージ
AIイメージ画像

当たり前の日常を面白がる感性を、この絵本はプレゼントしてくれます。

安全に遊ぶためのご注意

工作で使うハサミや糊の取り扱いには、必ず大人が付き添ってください。室内を走り回る際は、怪我のないよう環境を整えてください。

この絵本が開くのは、親子の「対話」の扉です。大切なのは、心の通い合いです。

夕暮れの中で向き合って対話する親子
AIイメージ画像

まとめ:きんぎょがにげたのねらいを理解し活用する

『きんぎょが にげた』は、認知発達、成功体験の積み重ね、社会性の構築を支援する優れたツールです。まずは目の前のお子さんと一緒に、「どこかな〜?」と楽しむことから始めてみてください。きっと、素敵な発見が待っていますよ。

金魚鉢の中を泳ぐ金魚のイラスト
AIイメージ画像

記事内容から想定されるQ&A

Q1 何歳から読み聞かせを始めるのが良いですか? A1 0歳児から楽しめます。最初は物語の理解よりも、五味太郎さんの鮮やかな色彩や、大人の声のリズムを肌で感じるスキンシップの時間を大切にしましょう。

Q2 1歳児の読み聞かせで大切にしたいポイントは? A2 指差しによる意思表示をしっかり受け止めることです。見つけた瞬間の「いた!」という喜びを共有することで、他者と思いを分かち合う共同注意の形成を促します。

Q3 2歳児が自分で金魚を見つけられない時はどうすれば良いですか? A3 焦らずにじっと待ってあげましょう。自力で発見するまで見守ることで、2歳児特有の自律性が高まり、大きな達成感や自信を得ることができます。

Q4 3歳児以上でもこの絵本を楽しめますか? A4 はい、楽しめます。金魚が逃げる理由を想像したり、友達とルールを守って探したりと、社会性や想像力を膨らませるツールとしてより立体的に活用できます。

Q5 絵本を通じて子どもの語彙力を増やす方法はありますか? A5 金魚以外の背景にも注目してみましょう。植木鉢やお菓子など、描かれている身近な物の名前を言葉にして伝えることで、楽しみながら語彙獲得をサポートできます。

Q6 読み聞かせの時、大人が演技をしても良いですか? A6 過度な演技よりも、落ち着いたトーンが推奨されます。言葉のリズムを大切に読み、子どもの発見に対して驚いたり褒めたりする「共感の反応」を重視しましょう。

Q7 集中力が続かない時はどう対応すべきですか? A7 無理に最後まで読む必要はありません。子どもの興味が向いているページでじっくりお話ししたり、活動を切り上げたりする柔軟な関わりが重要です。

Q8 お家でできる絵本からの発展遊びはありますか? A8 手作り金魚での「リアル金魚探し」がおすすめです。折り紙などで金魚を作り、部屋の中に隠して探す遊びは、絵本の世界を身体全体で体験する機会になります。

Q9 作者の五味太郎さんが作品に込めた思いは何ですか? A9 「自由を楽しんでいい」という遊び心です。大人が正解を教え込むのではなく、子ども自身の目で世界を観察し、面白いものを発見する探究心を大切にされています。

Q10 製作遊びを取り入れる教育的なねらいは何ですか? A10 創造性や微細運動の発達を促すためです。折り紙やシール貼りを通じて指先を使い、イメージを形にする体験は、子どもの自己肯定感向上に繋がります。

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