ぐりとぐらの全文あらすじと名言？都市伝説やカステラの秘密を解説！

こんにちは。絵本のサイト絵本ライフ、運営者の「絵本ライフ編集長」です。

ふと子供の頃に読んだ絵本を思い出して、無性に読み返したくなることってありますよね。特に「ぐりとぐら」の全文を知りたい、あらすじや結末をもう一度確認したいと検索される方はとても多いです。

もしかすると、保育園や幼稚園の発表会で劇の台本を作るためにセリフや歌詞を探している先生かもしれませんし、あの有名なカステラのレシピや、ネットで噂される都市伝説や最終回の真偽が気になっているのかもしれませんね。

手元に本がなくて内容がうろ覚えだったり、無料で読む方法がないか探していたりする方のために、この記事では物語の魅力を余すことなくお伝えします。

ぐりとぐらの全文あらすじと名場面の解説

世代を超えて愛される野ねずみの双子、ぐりとぐら。青と赤の帽子とつなぎがトレードマークの二人は、お料理することと食べることが大好きです。

ちなみに、二人の見分け方や性別について「どっちだっけ？」と疑問に思ったことはありませんか？実は明確な違いがあるのですが、詳しくはぐりとぐらの性別や見分け方について解説した記事で紹介しています。

ここでは、手元に絵本がない方のために、物語の始まりから終わりの結末まで、その魅力を詳しく振り返っていきます。

巨大な卵が登場するストーリーの始まり

物語は、青い帽子の「ぐり」と赤い帽子の「ぐら」が、大きなかごを持って森へ出かけるところから始まります。二人はどんぐりや栗を拾いながら、森の奥へと進んでいきます。そこで彼らが遭遇したのは、なんと道の真ん中に落ちている「巨大な卵」でした。

何を作るか相談するワクワク感

二人はそのあまりの大きさに「うわー！」とおどろきつつも、すぐに「この卵で何を作ろうか？」と相談を始めます。「目玉焼きにしようか」「卵焼きもいいな」と、想像を膨らませるシーンは読んでいるだけでお腹が空いてきますね。朝から晩まで食べてもまだ残るくらいの量ができるぞ、と二人は大興奮です。

持ち運べない！どうする？

しかし、ここで一つの大きな問題が発生します。卵があまりにも大きすぎて、持ってきたかごに入らないのです。担ごうとしてもツルツル滑って重すぎるし、転がすと石にぶつかって割れてしまいそう……。「どうしよう」と困り果てる二人。

そこでぐりがひらめいたアイデアが、この絵本最大の見せ場へとつながります。「お料理道具を、ここへ持ってくればいいんだ！」という逆転の発想です。家に帰るのではなく、フライパンや小麦粉、バター、牛乳、砂糖などの材料をリュックに詰め込み、森のその場所で調理を始めることにしたのです。

カステラを焼くシーンと動物たちの登場

家から道具を持ってきたぐりとぐらは、さっそく森の中の広場で調理に取り掛かります。エプロンを締め、大きな卵を石で「コン！」と割り、中身をボウルにあけ、砂糖を入れて泡立て器でかき混ぜます。牛乳と小麦粉も加えて、準備万端。フライパンにバターをたっぷりと塗り、黄色い生地を流し込んで、石で組んだかまどに火をつけます。

森中に広がるいい匂い

フライパンに蓋をして、二人が楽しそうに焼けるのを待っていると、森中に甘くて香ばしい、とってもいい匂いが漂い始めます。その匂いにつられて、森の動物たちが次々と集まってくるのです。

集まってくる動物たち

• 鼻をひくひくさせたモグラやネズミ
• 木の上から降りてきたリス
• 匂いを嗅ぎつけたアライグマやキツネ
• 大きなクマやワニ、カメまで！

幸せな「共食」のラストシーン

そしてついに、フライパンの蓋を開ける瞬間が訪れます。ふんわりと黄色く焼き上がった、巨大な「カステラ」の登場です！ 絵本いっぱいに描かれたそのカステラは、何度見ても幸せな気持ちにさせてくれます。

ぐりとぐらはこのご馳走を独り占めすることなく、「さあ、みんなでお食べ」と集まった動物たち全員に振る舞います。みんなで仲良く食べるその姿は、まさに幸せの象徴ですね。読んでいる子供たちも、まるでその場にいて一緒に食べているような満ち足りた気持ちになれる名シーンです。

劇や台本で使える名セリフとオノマトペ

保育園や幼稚園の生活発表会やお遊戯会で「ぐりとぐら」を劇として演じたいという先生も多いことでしょう。この絵本はセリフのリズムがとても良く、子供たちが演じるのにぴったりです。

劇遊びに取り入れたいセリフと演出

• 発見の驚き：「うわー、おっきなたまご！」「お月様が落っこちてきたのかな？」
• 相談の楽しさ：「目玉焼きなら……」「卵焼きなら……」と交互に提案する掛け合い
• 調理のオノマトペ：「ぐりぐり ぐらぐら」と全身を使ってかき混ぜる動作

特に調理シーンでの「あさから ばんまで ぐりぐり ぐらぐら」という言葉遊びのような表現は、子供たちが体を動かしながら表現するのに最適です。また、台本を作る際のポイントとして、絵本には登場しない動物たちを増やしても世界観は壊れません。「森の動物たち」としてクラス全員が出演できるようにアレンジするのもおすすめですよ。

料理を作る歌と歌詞のリズムを楽しむ

ぐりとぐらといえば、調理中に歌うあの有名な歌を思い出す方も多いはずです。「ぼくらのなまえは ぐりとぐら」で始まり、「このよでいちばんすきなのは」と続くあの歌詞です。

歌について
実はこの歌には、公式に定められた「正解のメロディ」はありません。中川李枝子さんのリズミカルな文章に合わせて、読む人がそれぞれ自由に節をつけて楽しむことができるようになっています。

「おりょうりすること たべること」というフレーズは、二人の性格を端的に表していて、とても愛らしいですよね。この歌があることで、物語に楽しげなリズムが生まれます。読み聞かせの際は、ぜひパパやママのオリジナルのメロディで歌ってあげてください。子供たちもすぐに覚えて、一緒に口ずさむようになるはずです。

カステラのレシピと作り方は実在するか

絵本に出てくるあの黄色くて丸いカステラ。「食べてみたい！」「作ってみたい！」と子供におねだりされた経験はありませんか？ 実は、このカステラは一般的な長崎カステラのような四角いものではなく、フライパンで焼くスポンジケーキ（パンケーキ）のようなスタイルです。

公式レシピブックの存在

福音館書店からは、絵本に出てくるお菓子の作り方を掲載した『ぐりとぐらのてづくりブック』という本が出版されています。ここでは物語のイメージを大切にした公式レシピが紹介されており、卵をたっぷり使い、メレンゲをしっかり立ててフライパンでじっくり焼くことで、あのふっくらとした厚みを再現する方法が記されています。

（出典：福音館書店『ぐりとぐら』シリーズ紹介）

調理のコツ
フライパンで厚みのあるケーキを中まで火を通すのは意外と難しい技術がいります。焦げないように極弱火でじっくり火を通すか、ご家庭ではオーブンや炊飯器を活用して再現レシピに挑戦するのも一つの手です。「黄色くて丸い」という見た目を再現するだけでも、子供たちは大喜び間違いなしです。

怖い都市伝説や最終回の噂は本当か

インターネットで「ぐりとぐら」について検索すると、時折「実は怖い話がある」「最終回で死んでしまう」といった不穏な都市伝説を目にすることがあります。「実は二人はもう……」といったショッキングな内容がまことしやかに書かれていることもありますが、安心してください。これらはすべて根拠のないデマです。

シリーズは現在も続いており、ぐりとぐらはいつも通りの平和な日常を送っています。『ぐりとぐらの1ねんかん』などの作品を見てもわかる通り、彼らの世界はずっと続いています。絵本の世界観は一貫して温かく、子供たちに不安を与えるような結末は存在しません。「都市伝説」というキーワードに惑わされず、純粋に物語を楽しんでくださいね。

ぐりとぐらの全文を無料で読む方法はあるか

「どうしても今すぐ全文を読みたい」「無料で中身を確認したい」と考える方もいるでしょう。ここでは、著作権を守りつつ賢く絵本を楽しむ方法について解説します。

Webサイトでの無料閲覧と著作権の問題

まず結論からお伝えすると、インターネット上のWebサイトで「ぐりとぐら」の全文（テキストや画像すべて）を無料で公開している合法的なサイトは存在しません。

もし全文が掲載されているサイトやブログがあったとしても、それは著作権を侵害した違法アップロードである可能性が極めて高いです。そうしたサイトを利用することは、作者の中川李枝子さん、山脇百合子さんや出版社への権利侵害に加担することになりかねませんし、ウイルス感染などのセキュリティリスクもあります。

著作権について
絵本の文章や絵を無断でブログやSNSに全掲載することは「公衆送信権」の侵害にあたります。私たちが愛する作品がこれからも読み継がれていくためにも、正規の方法で楽しむことが大切です。

読み聞かせ動画やYouTubeを探す

YouTubeなどの動画サイトで「ぐりとぐら 読み聞かせ」と検索すると、たくさんの動画が出てくることがあります。しかし、これらも出版社や著者の許諾を得ていない「個人のアップロード」であるケースがほとんどです。

例外として、出版社や関連団体が公式チャンネルで期間限定の読み聞かせ動画を公開している場合があります。必ず「公式」のマークやチャンネル名を確認し、正当な権利者が公開している動画のみを視聴するようにしましょう。公式動画であれば、高画質で絵本の美しさを楽しむことができます。

図書館の蔵書検索や電子書籍の状況

無料で、かつ合法的に「ぐりとぐら」を読むための最強の方法は、やはり「図書館」です。日本中のほとんどの公立図書館や児童館に置かれていると言っても過言ではない名作中の名作です。

図書館の蔵書検索システム（カーリルなど）を使えば、自宅にいながらお近くの図書館に在庫があるか、貸出中かどうかをすぐに確認できます。

媒体	特徴と現状
紙の絵本	福音館書店より出版。図書館での所蔵率は非常に高く、予約もしやすい。大型絵本版が置いてある図書館もあります。
電子書籍	現時点では、Kindleなどの主要ストアでの配信は限定的です。福音館書店は紙の体験を大切にしているため、電子化には慎重な姿勢が見られます。

長く愛される理由と対象年齢について

「ぐりとぐら」は、3歳、4歳くらいの小さなお子さんから小学生、そして大人まで幅広く楽しめる作品です。小さな子にはリズムの良い言葉と分かりやすいストーリーが、大人には懐かしさと変わらない安心感が響きます。

特に「みんなで食べる」という結末は、分かち合いの喜びを教えてくれます。教育的な説教臭さがなく、純粋に「楽しい！」「おいしそう！」と感じられるところが、半世紀以上も愛され続けている理由ではないでしょうか。また、余計な背景を描き込まず、キャラクターと重要な要素（卵やカステラ）に集中させる山脇百合子さんの絵の力も、子供たちを引きつける大きな要因です。

ぐりとぐらの全文検索よりも絵本の温かみ

ここまで、あらすじや見どころ、実用的な情報をお伝えしてきました。ネット検索で「全文」を知ることは便利ですが、やはり絵本というメディアは、紙の質感、ページをめくるワクワク感、そして絵の細部に隠された発見を含めて一つの体験です。

ラストシーンで、残った卵の殻をどうしたか覚えていますか？ 二人はそれを「自動車」に作り変えて乗って帰るのです。そんなユーモアあふれる結末や、裏表紙まで続く物語の余韻も、ぜひ実際の絵本を手に取って、絵と一緒に楽しんでいただければと思います。

記事内容から想定されるQ&A

Q1 ぐりとぐらのあらすじを簡単に教えてください。
A1 森で巨大な卵を見つけた二人が、カステラを作るお話です。いい匂いに釣られて森中の動物が集まり、みんなで分け合って食べます。最後に残った卵の殻は自動車にして乗って帰りました。

Q2 ぐりとぐらの全文を無料で読めるサイトはありますか？
A2 残念ながら、全文を無料で公開している合法的なサイトはありません。違法サイトは危険ですので、図書館の蔵書検索を利用するか、公式動画があるか確認することをおすすめします。

Q3 作中に出てくる歌には決まったメロディがありますか？
A3 公式に定められたメロディはありません。中川李枝子さんのリズミカルな歌詞に合わせて、読む人が自由に節をつけて楽しむことができます。ぜひオリジナルの歌で読んであげてください。

Q4 あのカステラのレシピは実在しますか？
A4 はい、公式の『ぐりとぐらのてづくりブック』にレシピが掲載されています。フライパンで焼くスポンジケーキのようなお菓子で、弱火でじっくり焼くのがふっくら仕上げるコツです。

Q5 ぐりとぐらに怖い都市伝説や最終回があるって本当？
A5 それは根拠のないデマです。シリーズは現在も続いており、二人は平和な日常を送っています。子供たちを怖がらせるような結末は存在しませんので、安心してください。

Q6 劇の台本に使いたいのですが、おすすめのセリフは？
A6 調理中の「ぐりぐりぐらぐら」というオノマトペや、巨大な卵を見つけた時の驚きの言葉はリズムが良くおすすめです。森の動物役を増やせば、クラス全員で楽しめます。

Q7 ぐりとぐらの見分け方を教えてください。
A7 青い帽子と服を着ているのが「ぐり」、赤い帽子と服を着ているのが「ぐら」です。山脇百合子さんの描く二人は双子の野ねずみで、性格も仲良しで見分けがつかないほどです。

Q8 絵本が手元にない場合、どうやって読むのが良いですか？
A8 日本中のほとんどの図書館や児童館に所蔵されています。インターネットで「カーリル」などの蔵書検索を使えば、近くの図書館に在庫があるかすぐに確認できます。

Q9 ぐりとぐらは何歳から楽しめますか？
A9 3歳から4歳くらいのお子さんから楽しめます。リズムの良い文章は小さな子にも聞きやすく、小学生や大人が読んでも懐かしさと発見がある、世代を超えた名作です。

Q10 YouTubeで読み聞かせ動画は見られますか？
A10 個人のアップロードは著作権侵害の可能性がありますが、出版社や公式団体が期間限定で公開している場合があります。必ず公式チャンネルかどうかを確認して視聴してください。