『しろくまちゃんのほっとけーき』を読んでいると、卵を割ったり、材料を混ぜたり、ホットケーキをひっくり返したりする動きを、子どもと一緒にまねしてみたくなりますよね。
「しろくまちゃんのほっとけーきの手遊びをしてみたい」と思って調べると、「決まった歌詞はあるの?」「どんなメロディー?」「0歳や1歳でもできる?」「2歳ならどんな遊び方が楽しめる?」と、意外と分からないことも出てきます。
まず知っておきたいのは、こぐま社公式サイトでは、この記事で紹介する内容と同じ固定された「公式の手遊び歌」や決まった振り付けは確認できないということです。
一方、『しろくまちゃんのほっとけーき』には、ホットケーキが焼けていく場面の印象的な音や、卵を割る、材料を混ぜる、焼くといった料理の流れがあります。
そこでこの記事では、絵本そのものの文章を「手遊び歌」として作り直すのではなく、料理の動きをヒントに、親子で簡単に楽しめるオリジナルの手遊びアイデアを紹介します。
0歳・1歳・2歳頃で遊び方を少し変える方法や、歌が苦手でも楽しめるやり方、ごっこ遊びへ広げる方法、手作り道具の安全面、園などで使う場合の著作権についてもまとめました。
「この年齢ならこの動きができなければいけない」というものではありません。あなたのお子さんが楽しそうなところだけ取り入れてくださいね。
- 公式の手遊び歌や決まった振り付けがあるのか
- 親子ですぐ試せる簡単な手遊びの動き
- 0歳・1歳・2歳頃で変えられる楽しみ方
- 歌が苦手でも楽しめる方法
- ごっこ遊びや製作へ広げるアイデア
- 子どもがまねしない・途中で飽きるときの対応
- 手作り道具を使うときの安全面
- 絵本の絵やキャラクターを使う場合の著作権上の注意

手遊びの前に物語の内容を確認しておきたい方は、『しろくまちゃんのほっとけーき』のあらすじと魅力を紹介した記事も参考にしてください。
しろくまちゃんのほっとけーきに公式の手遊び歌はある?
まず、「しろくまちゃんのほっとけーき 手遊び」と検索したときに、一番迷いやすいところから確認しておきましょう。
2026年8月28日時点で、こぐま社公式の商品ページ、「子どもと絵本を楽しむために」、「こぐまちゃん」公式特設ページなどを確認しましたが、この記事で紹介するような固定された公式の手遊び歌・歌詞・メロディー・振り付けは確認できませんでした。
そのため、動画や保育アイデアのページによって動きや言葉が違っていても不思議ではありません。
「どの動画が正しいの?」と迷うかもしれませんが、こぐま社公式の固定された手遊びとして確認できるものではないため、紹介者によって動きや言葉が異なることがあります。参考にする場合は、それぞれの動画や記事の出典・説明も確認すると分かりやすいでしょう。
ただし、絵本の中には、ホットケーキが焼けていく印象的な場面があります。こぐま社公式でも、この見開きは子どもたちに人気の場面として紹介されています。
ですからこの記事では、「公式の歌を再現する」のではなく、絵本を読んだあとに、料理の動きを体でまねして遊ぶという形で楽しみます。
まずはこれだけ|親子で楽しむ簡単な手遊び
初めてなら、長い歌詞を覚える必要はありません。
卵を割る、材料を入れる、混ぜる、焼く、ひっくり返す、完成。この流れを手で表すだけでも、ホットケーキ作りの手遊びになります。
次は、この記事で考えたオリジナルの声かけと動きの一例です。絵本本文の歌詞ではありませんので、家庭や園の子どもに合わせて自由に短くしたり、言い方を変えたりしてください。
| 順番 | 声かけ例 | 簡単な動き |
|---|---|---|
| 1 | たまごを、ぱかっ | 両手を合わせて左右へ開く |
| 2 | 材料を、ざあーっ | 片手を傾けて入れるまねをする |
| 3 | ぐるぐる、まぜまぜ | 片手で大きな円を描く |
| 4 | 生地を、とろーん | 手をゆっくり上から下へ動かす |
| 5 | 焼けたかな? | フライパンを見るように手元をのぞく |
| 6 | くるっと、ひっくり返そう | 手のひらを表から裏へ返す |
| 7 | できあがり! | 両手を大きく広げる |
これなら、歌うのが苦手な方でもできます。
普通に話しかけるように「ぱかっ」「ぐるぐる」「焼けたかな?」と言うだけでもOK。一定のリズムで言ってもいいですし、メロディーを付けなくても構いません。
全部を一度に行わなくても大丈夫です。「ぱかっ」「ぐるぐる」「できあがり」の3つだけなら、かなり短い手遊びになります。
子どもが別の動きを始めたら、正しい形へ戻そうとせず、「そんな混ぜ方もあるね」と大人も一緒にまねしてみると遊びが続きやすいですよ。
絵本ならではの言葉は、実際の本を開いて楽しむ
『しろくまちゃんのほっとけーき』には、ホットケーキが焼けていく場面ならではの印象的な擬音があります。
その言葉を楽しみたいときは、ネット上に全文を書き写した「歌詞」を探すのではなく、手元の絵本を開いて、実際のページを読みながら手を動かす方法が自然です。
大人が本を読み、子どもは動きたいところだけ動く。見るだけの日があってもOKです。
ホットケーキが焼ける音には実際に焼いた制作秘話がある
手遊びに音の楽しさを取り入れるなら、『しろくまちゃんのほっとけーき』が作られたときのエピソードも知っておくと、絵本をさらに楽しめます。
こぐま社公式によると、ホットケーキが焼けていく有名な場面の擬音は、制作スタッフが実際に七輪でホットケーキを焼いたときの「音が聞こえる!」という一言をきっかけに生まれました。
実際にホットケーキを焼きながら言葉を考えていたんですね。
手遊びでは、絵本の言葉を暗記させようとする必要はありません。
ゆっくり動くところ、少し速く動くところ、いったん止まるところを作るだけでも、料理が進んでいく雰囲気を楽しめます。

制作秘話については、こぐま社「こぐまちゃん」公式特設ページで詳しく紹介されています。
0歳・1歳・2歳でどう楽しむ?年齢に合わせた手遊びアイデア
「何歳からこの手遊びができるの?」という点も気になりますよね。
ここでは、0歳、1歳、2歳頃に分けていますが、これは発達を判定する基準ではありません。
同じ1歳でも、手を動かすのが好きな子もいれば、大人の動きをじっと見る方が好きな子もいます。年齢に子どもを合わせるのではなく、その子が参加しやすい方法を選んでください。
0歳頃|大人がゆっくり動くところから
0歳では、赤ちゃん自身が手遊びの動きをまねすることを目標にしなくて大丈夫です。
大人が見える位置で手を動かしながら、短く声をかけます。
例えば、「ぱかっ」「ぐるぐる」「できた」の3つだけでも十分です。
赤ちゃんが見ていればそのまま続け、別のものへ興味が移ったらそこで終了。短い時間だけ楽しむ日があっても構いません。
赤ちゃんの手を持って無理に同じ形に動かす必要もありません。大人が楽しそうに動く姿を見せるだけでも取り入れられます。
体に触れる遊びを加える場合は、赤ちゃんの表情や様子を見ながら行い、嫌がる様子があればやめてください。
1歳頃|気に入った動きだけ繰り返す
1歳頃になると、大人がしている動きを自分でもやってみようとする子もいます。
ただ、全部の動きを順番どおりにできなくても問題ありません。
混ぜるところだけ参加する、最後だけ両手を広げる、大人の顔を見ているだけ。どれでもOKです。
もし「ぐるぐる」が気に入ったなら、何度も繰り返してみてください。
「大きくぐるぐる」「小さくぐるぐる」「反対にもぐるぐる」と、同じ動きだけでも遊びを変えられます。
言葉をまねしてもらおうとしすぎず、大人が声を添えながら一緒に動くくらいが取り入れやすいでしょう。
2歳頃|料理のまねやごっこ遊びへ広げる
2歳頃で、おままごとや大人の動きをまねすることが好きなら、手遊びから簡単なごっこ遊びへ広げる方法があります。
こぐま社の商品ページに掲載されている「愛読者カードより」には、2歳のお子さんが材料を混ぜる場面で混ぜるまねをしたり、ホットケーキを焼く場面の言葉を覚えたりしたという実例もあります。
ただし、これは一人のお子さんの反応例です。
「2歳なら料理のまねをするのが普通」という意味ではありません。手遊びからごっこ遊びへ広がる子もいるという一例として見てくださいね。

おもちゃのボウルを混ぜる、丸い紙をホットケーキに見立てる、お皿に載せて「どうぞ」と渡す。このくらいの簡単な遊びでも十分です。
絵本の流れをすべて再現しなくても、子どもが好きな場面だけ遊びにしてみましょう。
3歳頃からは子どもが考えた動きを足しても楽しい
少し大きくなって、自分から遊び方を提案するようになったら、「今日は何を作ろうか?」と子どものアイデアを加えてみる方法もあります。
イチゴをのせたつもりになったり、とても大きなホットケーキを作ったつもりになったり。
ただし、絵本の内容を正確に再現することが目的ではありません。途中から全く別のお料理ごっこになっても、それはそれで楽しい遊びです。
年齢別の動きは「できる・できない」を比べるためのものではない
年齢別の手遊び記事を見ると、「1歳ならここまで」「2歳ならこの動き」と、発達表のように見えてしまうことがあります。
でも、この手遊びは子どもの発達を確認するテストではありません。
2歳でも見ているだけの子はいますし、1歳でも混ぜる動きを繰り返し楽しむ子がいるかもしれません。
大切なのは、年齢によって「できること」を決めるより、今その子が楽しそうな参加方法を見つけることです。
| 年齢の目安 | 取り入れ方の例 | 無理に求めなくてよいこと |
|---|---|---|
| 0歳頃 | 大人の声や動きを見る、短い動きだけ楽しむ | 手の動きをまねすること |
| 1歳頃 | 好きな動きだけ一緒にする、同じ動きを繰り返す | すべての順番を覚えること |
| 2歳頃 | 料理のまねや簡単なごっこ遊びへ広げる | 決められた言葉や動きを再現すること |
| 3歳頃〜 | 子どものアイデアを加えて遊びを広げる | 絵本どおりに遊ぶこと |
年齢は一つの目安として、子どもの興味を優先してください。
「焼けたかな?」の待つ時間は子どもに合わせて短くてOK
ホットケーキの手遊びでは、「焼けたかな?」と少し止まると、動きにメリハリが出ます。
ただし、「ここで長く待たせれば忍耐力がつく」と考える必要はありません。
0歳や1歳では、長く止まると別のものへ興味が移ることもあります。
「焼けたかな?」と一瞬だけ止まり、子どもの顔を見てすぐ「できた!」でも十分です。
2歳頃で待つこと自体を楽しんでいるなら、少し長くしてみてもいいでしょう。
子どもが「まだ?」と笑っているのか、もう別の遊びへ行きたそうなのか。その場の様子に合わせるのが一番です。
歌うのが苦手でも大丈夫|メロディーなしでも遊べる
「手遊びというくらいだから、歌わないといけないのかな」と心配する必要はありません。
今回紹介している遊びには決まったメロディーはありません。
「ぱかっ」「ぐるぐる」「焼けたかな?」「できた!」と、普通に話すだけでも成立します。
少しリズムを付けたくなったら、手拍子を加えるだけでもOKです。
子どもが一緒に声を出さなくても問題ありません。大人の声を聞きながら手を動かしたり、動きを見たりするだけでも楽しめます。
大人が「上手に披露する」ことより、子どもの動きに合わせて止まったり、繰り返したりできる方が、この遊びには向いています。
手遊びからごっこ遊びへ|フライパンを作るなら安全面を優先
手だけの遊びに慣れてきたら、丸いホットケーキやフライパンを手作りして、ごっこ遊びへ広げても楽しいですよ。
ただし、小さな子どもが手に持って遊ぶものは、本物らしさより安全面を優先します。

フライパンは軽い段ボールや厚紙から
簡単に作るなら、段ボールや厚紙を大きな丸に切ってフライパンに見立てます。
取っ手を付ける場合は、幼児が振ったときに周囲へ当たることも考えておきたいところです。
硬くて細い割り箸より、丸めた段ボールや太めの紙筒など、軽くて先端を処理しやすい材料を候補にすると、安全面に配慮しやすくなります。
接続部分は大人が固定し、完成後に引っ張って簡単に取れないか確認してください。
ホットケーキを高く投げなくても遊べる
フライパンを持つと、ホットケーキを空中へ高く飛ばして裏返したくなるかもしれません。
でも、小さな子どもが何人もいる場所では、飛ばした物が別の子へ当たることも考えられます。
丸いフェルトや厚紙をフライパンへ載せ、手でその場で「くるっ」と裏返すだけでも十分です。
「ひっくり返したら色が変わった」という仕掛けにしたいなら、表と裏で画用紙の色を変える方法もあります。
小さな飾りは付けすぎない
ビーズや小さなボタンなどをトッピングにするとかわいく見えますが、外れてしまうと小さな部品になります。
乳幼児が触る道具では、小さい部品を増やさず、大きな画用紙やフェルトで表現する方が管理しやすいでしょう。
遊ぶ前には、破れ、はがれ、尖った部分、取っ手のゆるみなどを大人が確認してください。
画用紙のホットケーキを作って手遊びへ使う方法
道具を作るなら、最初から複雑なものを用意しなくても大丈夫です。
オレンジや黄色、薄い茶色などの画用紙を丸く切るだけでも、ホットケーキに見立てられます。
片面を薄い色、反対側を少し濃い茶色にしておけば、「焼けたかな?」のあとに裏返して色の違いを楽しむこともできます。
子ども自身が作る場合は、年齢だけで工程を決めず、普段どのような道具を使っているかに合わせてください。
大人が丸く切った紙へ色を付けるだけでも十分ですし、子どもが自由に模様を描いてもいいですよ。
画用紙を使ったホットケーキ製作については、別の記事で材料や安全面も含めて詳しく紹介しています。
キャラクターの手袋シアターやペープサートを作る場合は著作権を確認
手遊びを保育や行事へ広げると、「しろくまちゃんの顔を使った手袋シアターを作りたい」「絵本の絵をコピーしてペープサートにしたい」と考えることもあるかもしれません。
ただし、絵本の絵や文章には著作権があります。また、こぐま社は、絵本を元にしたパネルシアター、ペープサート、エプロンシアター、人形劇などの制作物について、著作権者の許諾が必要と案内しています。
そのため、「保育で使うだけだから自由に作って大丈夫」とは一律に考えない方がよいでしょう。
キャラクターの複製を避けたい場合は、しろくまちゃんそのものを作るのではなく、一般的なホットケーキ、フライパン、ボウルなどの料理モチーフだけを使って遊ぶ方法があります。
絵本の絵、文章、キャラクターを利用した制作物を作る場合は、実際の利用方法を確認したうえで、こぐま社の現在の案内を確認してください。
園で絵本をプロジェクターに映して手遊びする場合も確認が必要
大人数で楽しむとき、「絵本が後ろから見えないから、ページをプロジェクターに映したら分かりやすいのでは?」と考えることがあります。
ここにも著作権上の注意があります。
こぐま社は、おはなし会で絵本をプロジェクターやPowerPointで拡大して上映・読み聞かせする場合、著作権者の許諾が必要と案内しています。
一方で、「学校の授業」の中でのコピーや拡大使用については別の案内があります。
つまり、「子どもに見せる目的なら全部同じ扱い」というわけではありません。
保育園、幼稚園、イベント、おはなし会などで絵本ページを拡大して使う場合は、実施する場所や利用方法に合わせて、こぐま社の最新条件を確認してください。
原書をそのまま読む「読み聞かせ」と手遊びは分けて考える
こぐま社は、営利目的ではなく、入場料を徴収せず、朗読者への謝礼もないおはなし会の場合、絵本を見せながら原文のまま朗読することについては許諾不要と案内しています。
こぐま社は、上記の条件を満たすおはなし会で、効果音を付けたり、音楽を流したりする場合についても利用できると案内しています。ただし、これはこぐま社の著作物利用についての案内です。使用する楽曲や市販音源などに別の権利がある場合は、その音楽についての利用条件も別途確認してください。
また、原書を加工して絵を拡大したり、内容を脚色したり、ペープサートなど別の制作物へ変えたりすると扱いが変わります。
ですから、「絵本をそのまま読むこと」と「絵本を元に新しい作品を作って披露すること」は分けて考える必要があります。
家庭で楽しむなら「絵本→手遊び→ごっこ遊び」の順番もおすすめ
家庭で取り入れるなら、難しい準備は必要ありません。
まずは『しろくまちゃんのほっとけーき』を普通に読みます。
読み終わったあと、「ちょっと混ぜてみようか」と手をぐるぐる。
子どもが楽しそうなら、次は「焼けたかな?」と手のひらを見ます。
さらに遊びたそうなら、紙のホットケーキやおもちゃのボウルを出して、ごっこ遊びへ。
その日の気分によって、絵本だけで終わっても、手遊びだけ繰り返してもいいんです。
「今日は全部やる」と決めない方が、小さな子どもとは楽しみやすいかなと思います。
絵本を読む年齢が気になるなら公式の「年齢の目安」も確認
手遊びを探している方の中には、「そもそも『しろくまちゃんのほっとけーき』は何歳頃から読めるの?」と気になる方もいますよね。
こぐま社公式では、通常版『しろくまちゃんのほっとけーき』の年齢の目安を「0歳から3歳ごろまで」としています。
ただし、これは手遊びができる年齢を示したものではありません。
0歳なら大人の動きを見るだけ、1歳なら好きな動きを一緒にする、2歳なら興味があればごっこ遊びへ広げる、というように、絵本の年齢と遊び方は分けて考えると分かりやすいですよ。
年齢について詳しく知りたい方は、『しろくまちゃんのほっとけーき』はいつから?年齢の目安と0歳・1歳・2歳の楽しみ方も参考にしてください。
実際のホットケーキ作りへ広げる場合は手遊びとは別に考える
手遊びをしたあと、「今度は本物のホットケーキを作ってみよう」と思うこともあるかもしれません。
ただし、ここからは手遊びとは別です。
実際の調理には、火や熱い調理器具、食物アレルギー、食品衛生など、遊びとは違う確認事項があります。
この記事は絵本から広がる手遊びを紹介する記事なので、「この年齢ならこの食品を食べられる」「この材料へ変更すれば安全」といった医学・栄養上の判断は行いません。
家庭で実際に調理する場合は、お子さんの普段の食事の状況を確認してください。園などでクッキングを行う場合は、施設の安全・衛生管理やアレルギー対応、専門職の方針に従いましょう。
しろくまちゃんのほっとけーきの手遊びで困りやすいポイント
子どもがまったくまねしてくれない
まねしなくても問題ありません。
大人の動きを見ているだけでもいいですし、全く違う動きをしても構いません。
「こうするんだよ」と何度も直すより、子どもの動きを大人がまねしてみると、そこから別の遊びが始まることもあります。
途中で飽きてしまう
全部やらなくても大丈夫です。
卵を割る、混ぜる、完成の3動作だけにすれば、かなり短くできます。
途中で別の遊びへ行ったなら、その日はそこで終了。無理に最後まで戻さなくても構いません。
同じ動きばかりやりたがる
気に入った動きだけ何度繰り返してもOKです。
「ぐるぐる」だけを何度もして終わっても、手遊びとして失敗ではありません。
むしろ、大人も一緒に何度かやってみると、その子がどの動きを気に入っているのか分かります。
兄弟姉妹で動きが違う
年齢が違えば遊び方が違うこともありますし、同じ年齢でも興味は違います。
上の子は全部やり、下の子は見ているだけでも構いません。
全員を同じ振り付けへそろえる必要はありませんよ。
動画によって振り付けが違う
こぐま社公式の固定された手遊び歌が確認できないため、動画によって動きが違っていても不思議ではありません。
「どれが正解?」と悩んだら、子どもがまねしやすそうな部分だけ参考にしてください。
ただし、動画制作者が独自に作った歌詞や振り付けなどには、内容によって権利が生じる場合があります。すべての簡単な動きが著作物になるわけではありませんが、他者が作成した内容をそのまま転載したり、自分が作ったものとして公開したりするのは避けましょう。
しろくまちゃんのほっとけーきの手遊びアイデアに関するQ&A
Q1. しろくまちゃんのほっとけーきに公式の手遊び歌はありますか?
A. 2026年8月28日時点で確認したこぐま社公式サイトでは、この記事で紹介するような固定された公式の手遊び歌・歌詞・メロディー・振り付けは確認できませんでした。この記事では、絵本の料理をヒントにしたオリジナルの遊び方を紹介しています。
Q2. 歌わずに手だけ動かしてもいいですか?
A. 大丈夫です。今回紹介している手遊びには決まったメロディーはありません。普通の話し声で「ぱかっ」「ぐるぐる」などと声を添えたり、動きだけを見せたりしても遊べます。
Q3. 0歳でも楽しめますか?
A. 大人と同じ動きをすることを求めず、大人の声やゆっくりした手の動きを一緒に楽しむ方法があります。興味がそれたら、その日はそこで終えて構いません。
Q4. 1歳・2歳では同じ手遊びでいいですか?
A. 同じでも構いません。1歳頃なら好きな動きだけ繰り返し、2歳頃でごっこ遊びに興味があれば、おもちゃのボウルを混ぜるなど遊びを広げる方法があります。年齢だけを理由に工程を増やす必要はありません。
Q5. 絵本の文章をそのまま手遊び歌にしてもいいですか?
A. 家庭で手元の絵本を読みながら楽しむ場合と、園やおはなし会などで脚色した作品として利用する場合では扱いが異なります。こぐま社は非営利のおはなし会で原書をそのまま朗読する場合には一定の条件で許諾不要と案内していますが、脚色や制作物などでは許諾が必要になる場合があります。利用方法に合わせて公式案内を確認してください。
Q6. 手作りフライパンに割り箸を使ってもいいですか?
A. 幼児が実際に持って振る場合は、硬く細い割り箸より、丸めた段ボールや太めの紙筒など、軽くて先端を処理しやすい素材を候補にする方が安全面に配慮しやすいでしょう。完成後は大人が状態を確認してください。
Q7. キャラクターのペープサートや手袋シアターを作ってもいいですか?
A. こぐま社は、絵本を元にしたパネルシアター、ペープサート、エプロンシアター、人形劇などの制作物について、著作権者の許諾が必要と案内しています。絵本の絵やキャラクターを利用した制作物を園などで使いたい場合は、公式の利用条件を確認してください。
Q8. プロジェクターで絵本を大きく映しながら手遊びできますか?
A. こぐま社は、おはなし会で絵本をプロジェクターやPowerPointで拡大して上映・読み聞かせする場合、著作権者の許諾が必要と案内しています。一方で学校の授業には別の案内があります。園行事などで使用する場合は、実際の利用方法に応じて公式条件を確認してください。
Q9. 動画で見つけた振り付けとこの記事の動きが違うのはなぜですか?
A. こぐま社公式の固定された手遊び歌や振り付けは確認できないため、紹介者によって遊び方が異なることがあります。この記事では、絵本本文を歌詞化せず、料理の一般的な動きを使ったオリジナルアイデアとして紹介しています。
まとめ|しろくまちゃんのほっとけーきは簡単な動きから手遊びにできる
『しろくまちゃんのほっとけーき』には、料理の流れや、ホットケーキが焼けていく場面の印象的な音があり、親子の遊びへ広げやすい絵本です。
一方、こぐま社公式サイトでは、今回紹介したような固定された公式の手遊び歌や振り付けは確認できませんでした。
ですから、「正しい歌詞や振り付けを覚えなければ」と考えなくても大丈夫です。
- この記事の手遊びは、料理の動きをヒントにしたオリジナルアイデア
- 卵を割る・混ぜる・焼く・裏返すなど、簡単な動きだけで遊べる
- メロディーを付けず、普通の話し声だけでも楽しめる
- 0歳では大人の動きを見るだけでもOK
- 1歳頃は好きな動きだけ繰り返してもOK
- 2歳頃は興味があれば簡単なごっこ遊びへ広げられる
- 年齢別の遊び方は、発達を判断する基準ではない
- 手作り道具は、角・重さ・取っ手・外れやすい部品を確認する
- 絵本の絵・文章・キャラクターを制作物や拡大上映に使う場合は、出版社の利用条件を確認する
最初は絵本を一緒に読んで、読み終わったあとに「ちょっと混ぜてみようか」と手をぐるぐる動かすだけでも十分です。
子どもが違う動きを始めたら、それも一緒にやってみる。途中で飽きたら、その日はそこで終わり。気に入ったら、何度でも同じ動きを繰り返す。
決まった振り付けを完成させることより、絵本をきっかけに「こんな遊びもできるね」と親子で楽しめることを大切にすると、無理なく続けられるかなと思います。
記事内容について
この記事は2026年8月28日に、こぐま社公式『しろくまちゃんのほっとけーき』商品ページ、こぐま社「子どもと絵本を楽しむために」、こぐま社「こぐまちゃん」公式特設ページ、こぐま社「著作物の利用について」などを確認して作成しています。
この記事で紹介している声かけや手の動きは、こぐま社が公開している公式手遊びではなく、『しろくまちゃんのほっとけーき』に登場する料理をきっかけに考えたオリジナルの遊び方です。
また、0歳・1歳・2歳などの年齢別の遊び方は、子どもの発達を判定する基準ではありません。絵本への興味、遊び方、反応には個人差があります。その日の子どもの様子に合わせて、動きを減らしたり、見ているだけにしたりして無理なく楽しんでください。
絵本本文の文章・絵・キャラクターを使った制作物や、園・おはなし会などでの拡大上映、脚色などについては、利用方法に応じてこぐま社の最新の著作物利用案内を確認してください。


