こんにちは。絵本のサイト「絵本ライフ」運営者の「絵本ライフ編集長」です。
子どもたちが大好きなぐりとぐらの絵本をおうちで読むとき、もっと楽しい思い出にしたいなと思うことはありませんか。ぐりとぐらの導入に手遊びをどう取り入れるかだけでなく、お話のあとにカステラを焼いてみたり、劇遊びの衣装を手作りしたりと、一つの物語から広がる楽しみは無限大です。
一方で、自分の子がぐりとぐらの対象年齢に合っているのか、あるいはたまごアレルギーがあっても一緒にカステラ作りを楽しめるのか、気になることもありますよね。この記事では、私が個人的に調べたり実践したりして感じた、ぐりとぐらの世界をおうちでたっぷり楽しむためのヒントをまとめました。
読み終える頃には、明日からのお子さんとの絵本タイムがもっとワクワクするものに変わるはずですよ。
- 読み聞かせの前に親子で盛り上がる導入向け手遊びのアイデア
- お子さんの成長に合わせて設定したい楽しみ方と読み聞かせの工夫
- おうちにあるもので簡単にできる!劇遊びや製作の具体的な広げ方
- アレルギー配慮もばっちりな、家族みんなで幸せになれるカステラ作り

ぐりとぐらの導入に最適な手遊びと読み聞かせのコツ
絵本を開く前の数分間、お子さんの心をぐっと引き寄せる「導入」の時間は、その後の物語体験を何倍も楽しくしてくれる魔法の時間です。ぐりとぐらの世界観に自然と入り込めるような、おうちで手軽にできる手遊びや、読み聞かせのちょっとしたテクニックを私なりにまとめてみました。
たまごやねずみをテーマにした手遊びのレパートリー

ぐりとぐらのお話といえば、森で見つけた「大きなたまご」と、働き者の「ふたごの野ねずみ」が主役ですよね。おうちでの導入に使う手遊びも、このキャラクターやアイテムに関連したものを選ぶと、お子さんの頭の中にスムーズに森の情景が浮かび上がります。
私のおすすめは、まずはたまごをモチーフにしたものです。例えば「たまごがぱん(丸いたまご)」は定番ですが、おうちならアレンジも自由自在。「パカッ」と割れた中から、ひよこだけでなく、「今日は何が出るかな?……もしかして、大きなたまごかな?」とささやくだけで、絵本への期待感が最大級に膨らみます。また、「たまごをポン」という手遊びは、たまごを割って、混ぜて、焼くというお料理のプロセスが歌になっているので、カステラ作りのシーンがあるぐりとぐらとは相性抜群です。こうした手遊びを通じて、お子さんは知らず知らずのうちに指先を動かす楽しさを味わい、お話への興味を深めていきます。
次にねずみにフォーカスした手遊びですが、「いっぴきののねずみ」は数に親しむのにもってこいです。1匹から5匹まで増えていく様子を指で表現することで、まだ数の概念が未熟なお子さんでも、ぐりとぐらの「ふたり」という関係性をイメージしやすくなります。「ねずみのまえば」のように、擬音語を交えて少しコミカルに演じるのも、お子さんの緊張をほぐすのに効果的。パパやママが楽しそうに、少し大げさな表情でやってみせるのが、成功の秘訣かなと感じています。こうした導入があるだけで、ただ絵本を読むのとは全く違う、「家族みんなで物語に参加している」という一体感が生まれるんですよね。
もっと本格的な導入を楽しみたいなら、手袋を使ってキャラクターを動かすのも素敵です。こちらの100均材料でできるぐりとぐらの手袋人形の作り方を参考に、自分だけの人形を作って手遊びに取り入れてみるのも、お子さんにとって忘れられない体験になるはずですよ。
読み聞かせの前にワクワクを高めるちょっとした工夫

なぜ「導入」がこれほど大切なのか、私なりに考えてみると、それはお子さんの心を「日常」から「物語」へと切り替える「心の準備」になるからだと思います。お子さんは直前まで、おもちゃで元気いっぱいに遊んでいたり、テレビに夢中だったりすることもあります。その状態から、スムーズに物語の世界へ入るための「準備運動」が必要な時もありますよね。
手遊びのようなリズムのある活動をワンクッション挟むことで、お子さんの視線は自然とパパやママの手元や表情に集まります。歌に合わせて体を動かすうちに、自然と呼吸が整い、心が「お話を聞く準備」へとシフトしていくのです。これは家族で同じリズムを共有することで、安心感の中でお話を聴く土台が出来上がります。ぐりとぐらが大切にしている「仲間との分かち合い」というテーマを深く理解するためにも、まずはこの導入で「一緒にいる安心感」を育てることが欠かせません。
また、導入によって物語の伏線を張ることもできます。カステラの匂いや、大きなたまごの重さを想像させる言葉がけを手遊びの合間に挟むことで、読み聞かせが始まった瞬間にお子さんの想像力が爆発します。この「ワクワクする予感」こそが、絵本体験をただ聞くだけの時間から、親子で一緒に探求する時間へと変えてくれるのです。
お子さんの年齢に合わせたぐりとぐらの楽しみ方

| 年齢の目安 | 成長のポイント | おすすめのアプローチ |
|---|---|---|
| 0〜2歳児 | リズムや響きを肌で感じる時期。 | 「ぐりぐら」という言葉の響きを楽しみ、短い時間でスキンシップを交える。 |
| 3歳児 | 想像力が豊かになり、自分を投影し始める。 | たまごの丸い形や、カステラの黄色い色を指さして一緒に確認しながら読む。 |
| 4〜5歳児 | お友達との協力や分かち合いに共感する。 | 「たまご、どうやって運ぶのがいいかな?」とお子さんのアイデアを引き出す。 |
| 6歳児〜 | お話から実生活へのつながりに関心を持つ。 | 実際にカステラを焼いたり、たまごの殻を工作に使うなど、実生活へ繋げる。 |
0〜2歳の乳児期には、ストーリーの細かい意味よりも、繰り返される言葉の心地よさや、中川李枝子さんによる温かい文章の響き、山脇百合子さんによる優しい絵そのものが安心感を与えます。一方、少し大きくなってくると、自分をぐりとぐらのどちらかに重ねて「おいしそう!」「僕も食べたい!」と元気な反応が返ってくるようになります。年長さんともなれば、カステラを焼くために薪を集める場面を見て「これ、この前のキャンプと同じだね」といった思い出との結びつきも生まれます。こうした成長の差を理解して接することで、同じ一冊の絵本が、お子さんにとっての最高の体験に進化するんですよね。
物語の世界観を深める読み聞かせの技術とリズム
読み聞かせにおいて、ぐりとぐらを特別な体験にするコツは、何と言っても「音の演出」です。この絵本には、まるで歌っているようなリズムが随所に散りばめられています。例えば、あまりにも有名な「ぼくらのなまえはぐりとぐら……」の歌。ここは、あえて特定のメロディをつけず、その場でパパやママが即興で歌うように読むのが一番お子さんの心に残る気がします。リズムを一定に保つことで、お子さんが自然に足拍子をとりたくなるような、心地よい時間を作れます。

さらに、後半のカステラを焼くシーンでは、言葉の「間」と「声の出し方」を工夫してみてください。「ジュウジュウ……プクプク……」という言葉は、ささやくように読んだり、逆に期待感を込めて少しずつ声を明るくしたりすることで、耳を通じて**「カステラの感触」**を伝えることができます。お子さんは音の情報だけで、カステラの焼ける甘い匂いや、フライパンの熱を感じ取ろうとします。これこそが、絵本を通じて親子で会話を楽しむ読み聞かせの醍醐味です。
どっちがどっち?ぐりとぐらの見分け方を知るともっと楽しい
絵本をじっくり見ていると、お子さんから「どっちがぐりなの?」と聞かれることはありませんか?実は、帽子や服の色だけでなく、性格にもちょっとした違いがあるんです。これを教えてあげると、お子さんはもっとぐりとぐらを身近に感じるようになりますよ。
詳しい見分け方のポイントは、こちらのぐりとぐらの性別や見分け方の豆知識で解説しています。パパやママが「青い帽子がぐりだよ」と教えてあげるだけで、お子さんの観察眼もぐっと養われるはずです。
ぐりとぐらの導入から手遊びやごっこ遊びへ広がるおうち時間
絵本から得たワクワクを、体全体を使って表現する「ごっこ遊び」や、実際に味わって楽しむ「お料理」へと展開させていくことで、お子さんの思い出はより深いものになります。ここでは、おうちでできる具体的な遊び方や配慮について詳しく見ていきましょう。
家族みんなで役になりきれる劇遊びごっこのヒント
おうちでぐりとぐらの「ごっこ遊び」をするときは、パパやママもぜひ役になりきってみてください。お子さんがぐりなら、パパはぐら、ママは森のくまさん……というように、家族みんなで配役を決めると、リビングがあっという間に森の広場に変わります。完璧な演技を目指すのではなく、「その役になりきって楽しんでいること」を何より大切にしましょう。
演出のポイントとしては、絵本に出てくる「繰り返しのセリフ」をたくさん使うことです。「いいにおい!」「何を作っているの?」といった言葉は、お子さんも覚えやすいので、自然と会話が弾みます。また、音楽を取り入れ、お料理のシーンで家にあるおもちゃの楽器を鳴らしたり、歌を歌いながらカステラを焼くダンスをしたりすることで、ごっこ遊びがより賑やかで楽しい雰囲気になります。小道具も、お子さんと一緒に手作りすることで、より愛着を持って遊べるようになりますよ。
手作り衣装で変身!劇遊びを盛り上げる帽子の作り方

ごっこ遊びをもっと本物らしくするなら、あの「青と赤の帽子」を用意するのが一番です。100均のフェルトを使って、親子で工作の時間を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
一見難しそうに見えますが、実はとっても簡単なんです。こちらの100均フェルトで作るぐりとぐらの帽子の作り方を参考にすれば、おうちで手軽にかわいい衣装が完成します。帽子をかぶった瞬間の、お子さんの嬉しそうな顔を見るのが今から楽しみになりますね。
絵本と同じカステラをおうちで作る幸せな体験

ぐりとぐらの活動において、一番の盛り上がりは、やっぱり実際にカステラ(ホットケーキなど)を焼く調理の体験です。絵本というお話の世界が、現実の匂いや味と結びつく瞬間、お子さんの好奇心は最高潮に達します。この体験には、以下のような良い面がたくさんあります。
- 考える力が育つ:「たまごを割る」「混ぜる」「焼く」といった順番を知り、先を見通す力が養われます。
- 不思議を感じる心:さらさらした粉が、熱を加えることで膨らむ様子を観察する面白さを体験できます。
- 協力する喜び:順番にボウルを支えたり、泡立て器を回したりする中で、親子で力を合わせる心地よさを学びます。
おうちでできる工夫
大きなフライパンでドーンと焼き上げるのが理想ですが、環境に合わせてホットプレートで小さくたくさん焼く形でも十分楽しめます。大事なのは、絵本に出てくる**「みんなで分ける」**という場面を再現すること。切り分けたカステラを「どうぞ」と渡し合う経験こそが、心の栄養になります。ただし、火を扱うため安全管理は徹底し、大人がしっかり見守りながら進めましょう。分量や加熱時間などは、一般的なレシピを目安にし、状況に応じて微調整してくださいね。
たまごが苦手な子も一緒に楽しめるカステラ作りの工夫
調理の体験を計画するとき、何よりも慎重に考えたいのが食物アレルギーへの対応です。ぐりとぐらは「たまご」が主役の物語ですが、たまごアレルギーを持つお子さんや、たまごの味が少し苦手なお子さんがいる場合は、家族みんなで楽しむための温かな配慮が大切になります。どの子も安心して参加できる工夫は、「家族の絆」を深める上でもとても重要です。
私がお伝えしたいのは、最初から「たまごなしのレシピ」を全員で楽しむか、あるいは「見た目も味も変わらない代わりのカステラ」を個別に用意することです。豆乳や豆腐、バナナなどを使って膨らみを出したカステラは、驚くほど美味しく仕上がります。大事なのは、アレルギーのあるお子さんが気兼ねなく、みんなと同じように「おいしいね!」と笑い合える環境を作ることです。これが、おうちでできる最大の優しさだと私は思います。
安全管理についてのお願い
アレルギー対応を行う際は、必ず専門家(医師など)の指示を確認してください。代わりのレシピの選定や、道具の使い分け、間違いを防ぐための注意など、専門的なアドバイスに基づいた準備が不可欠です。最終的な判断は、必ずご家族で慎重に行ってください。
100均素材で簡単!手作り人形やモザイクアートのアイデア
お料理以外にも、おうちで楽しめる遊びはたくさんあります。特におすすめなのが、お子さんと一緒に取り組む「作品づくり」です。これも上手に作ることより、「ぐりとぐらの世界をおうちで作る楽しさ」を大切にしてください。
例えば、大きな紙にシールや色紙を貼ってカステラを表現するモザイクアートも、100均の材料で手軽に挑戦できます。完成した大きなカステラの絵を壁に飾れば、お部屋がぐっと明るくなりますよ。また、先ほどご紹介した手袋人形があれば、お話の続きを自分たちで作って遊ぶこともできます。こうした手作り遊びは、お子さんの表現力や創造力を引き出してくれるはずです。
ぐりとぐらの導入や手遊びで興味を引き出すまとめ
ぐりとぐらの導入や手遊びという小さなきっかけから、カステラ作りやごっこ遊びへと広がっていくプロセスは、親子にとってかけがえのない宝物になります。最初は「この絵本、読んでみる?」という一言から始まり、いつの間にかお子さんが物語の主人公になって、パパやママと一緒に森の仲間になっている。そんな創造的な時間は、お子さんの心にふわふわのカステラのような温かな記憶として残るはずです。
手を動かし、歌をうたい、カステラの匂いを想像する。その一つひとつのステップが、お子さんの感覚を研ぎ澄ませ、豊かな感情を育てていきます。ぐりとぐらが教えてくれるのは、単にお料理の楽しさだけではありません。**「誰かと一緒に何かを楽しみ、喜びを分かち合うことの素晴らしさ」**こそが、毎日を楽しくする一番のスパイスなのだということです。今回の記事が、皆さんのご家庭で、カステラのようにふわふわで温かい、素敵な思い出を作る一助になれば嬉しいです。これからも「絵本ライフ」では、物語から広がる素敵な体験を応援していきます!
今回の重要ポイント振り返り
- 手遊びは「たまご」と「ねずみ」をテーマに、ワクワク感を高めるものを選ぶ
- 読み聞かせの前の「準備の時間」が、絵本への集中力を高めてくれる
- 成長の段階に合わせて、言葉のリズムや対話を楽しみながら読み進める
- カステラ作りやごっこ遊びへの発展は、お子さんの自信と喜びにつながる最高の体験
- アレルギー配慮も含め、家族みんなで「おいしいね」と言える時間を大切にする

日々の読み聞かせをほんの少し工夫するだけで、お子さんの笑顔はもっと輝きます。これからも、大好きな絵本と一緒に、親子で過ごす豊かな時間を大切にしていきましょう!
ぐりとぐらの導入・手遊びに関するよくある質問
Q1. おうちでぐりとぐらの導入にやるなら、一番おすすめの手遊びは何ですか? A1. たまごをテーマにした「たまごがぱん」や「たまごをポン」が最適です。物語の核心である大きなたまごへの期待感を高めて、スムーズにお話の世界へ入ることができます。
Q2. ぐりとぐらの絵本は何歳くらいから楽しめますか? A2. 一般的に2歳頃から楽しめます。小さい時期は中川李枝子さんによる言葉のリズムを、少し大きくなったら物語の内容を、小学生になれば自分で読む楽しさを味わえるなど、成長に合わせて長く愛される一冊です。
Q3. たまごアレルギーの子がいる場合、カステラ作りはどうすれば良いですか? A3. 豆乳やバナナなどを使った代わりのレシピがおすすめです。全員が「同じ見た目の黄色いカステラ」を共有できるよう配慮し、家族で安心しておいしく食べられる工夫をしてみましょう。
Q4. ごっこ遊びをするとき、どんな小道具があるといいですか? A4. 青と赤の帽子があるだけで、ぐりとぐら気分が一気に高まります。山脇百合子さんの絵に出てくるような大きなフライパンや、たまごに見立てたラグなどを用意すると、お子さんの想像力がより膨らみます。
Q5. 読み聞かせの際、あの有名な歌に決まったメロディはありますか? A5. 公式の決まったメロディはありません。パパやママがその場の雰囲気に合わせて自分なりの節をつけて歌うことで、お子さんにとって唯一無二の特別な体験になります。
Q6. 製作活動で一番大切にすべきポイントは何ですか? A6. 「物語の世界を自分の手で形にする楽しさ」を味わうことです。上手に作ることよりも、山脇百合子さんの世界観を通じた創造力や、親子で協力する楽しさを目標にしましょう。
