こんにちは、「絵本ライフ」管理人の絵本ライフ編集長です。
『しろくまちゃんのほっとけーき』を買おうとしたら、「通常版のほかにもミニ絵本がある」「点字が付いた本もある」「通販には大型本と書かれている……」。こんなふうに、どれを選べばいいのか迷っていませんか。
同じ『しろくまちゃんのほっとけーき』でも、家庭で読む一般的な絵本、持ち歩きやすいミニ絵本、指先でも絵を楽しめる「てんじつき さわるえほん」では、サイズだけでなく本の造りや役割が違います。
さらに少しややこしいのが、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの商品ページで見かける「大型本」「ソフトカバー」「ハードカバー」「ボードブック」といった表示です。別の商品なのかと思ってしまいますよね。
先に結論をお伝えすると、家庭で『しろくまちゃんのほっとけーき』を繰り返し読むなら、20×21cm・22ページの通常版が基本です。
- 家で読み聞かせをするなら、通常版
- 外出先へ小さな絵本を持っていきたいなら、おでかけセットのミニ絵本
- ミニ絵本とごっこ遊びを一緒に楽しみたいなら、夢のふくふくセット
- 点字や隆起した絵を指先でも楽しみたいなら、てんじつき さわるえほん
この考え方で選ぶと、かなり分かりやすくなりますよ。
この記事では、2026年8月25日に確認したこぐま社の公式商品情報をもとに、通常版・ミニ絵本・点字版のサイズ、ページ数、ISBN、使い方の違いを比べます。「しろくまちゃんのほっとけーき 大型絵本」と検索している方が迷いやすい大型本表記についても詳しく見ていきます。
商品名だけで選ぶのではなく、「どこで読むのか」「誰と読むのか」「何を大切にしたいのか」を考えながら、あなたの家庭に合う一冊を見つけていきましょう。
- 通常版・ミニ絵本・点字版の違い
- 「大型絵本」「大型本」の表示で迷う理由
- サイズ・ページ数・ISBNによる見分け方
- ミニ絵本を購入できるセットの違い
- 家庭用・外出用・贈り物など用途別の選び方
- Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで購入するときの確認ポイント
しろくまちゃんのほっとけーきの種類を先に比較
まずは、購入候補になりやすい種類を一つの表で比べてみます。
ここで覚えておきたいのは、「同じ物語だから全部同じ本」ではなく、商品形態によってサイズや造り、ISBNが変わるということです。
特にミニ絵本は少し注意が必要です。現在こぐま社で確認できるミニ絵本はセット商品の中に収録されており、通販で単独の商品として探すと中古品やセットから取り出した本が混ざる可能性があります。
| 種類 | 寸法 | ページ数 | ISBN | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|---|
| 通常版 | 20×21cm | 22ページ | 978-4-7721-0031-1 | 家庭で繰り返し読む |
| てんじつき さわるえほん | 19×16.7cm | 10ページ | 978-4-7721-0195-0 | 点字や隆起した絵を触って読む |
| おでかけセットのミニ絵本 | セットサイズ13.7×15×3cm | 公式ページに単冊表記なし | 978-4-7721-8031-3 | 外出先へミニ絵本2冊を持っていく |
| 夢のふくふくセットのミニ絵本 | 13.9×15.3cm | 22ページ | 978-4-7721-7046-8 | 贈り物・ごっこ遊び |
| 通常版とは別の市販用大型絵本 | 公式商品として確認できず | 公式商品として確認できず | 該当する公式ISBNを確認できず | 通販の「大型本」表示を要確認 |
上記は2026年8月25日に、こぐま社の公式商品ページで確認した内容です。
「こぐまちゃんおでかけセット」の13.7×15×3cmは、ミニ絵本一冊だけではなくセット商品として掲載されているサイズです。そのため、ミニ絵本そのものを13.7×15cmと断定しないほうが安心です。
価格、在庫、セット内容、仕様などは今後変更される可能性があります。購入時は、この記事だけでなく販売ページとこぐま社公式サイトの最新情報も確認してください。
迷ったら「使う場所」で決めると分かりやすい
種類が多く見えても、選ぶ基準はそれほど複雑ではありません。
- 家の本棚に置いて何度も読む → 通常版
- 旅行・帰省・外食などへ持っていく → おでかけセット
- 絵本と一緒におままごとを楽しむ → 夢のふくふくセット
- 目で見るだけでなく指先でも楽しむ → てんじつき さわるえほん
「一番豪華なものが一番いい」ということではありません。毎日読むだけなら、セットの付属品がかえって使わないものになる可能性もあります。反対に、外出やごっこ遊びが多い家庭なら、通常版だけでは得られない楽しみがあります。
あなたの普段の生活へ当てはめてみると、必要な版が見えやすくなりますよ。
通常版は20×21cm・22ページの基本の一冊
書店や通販で『しろくまちゃんのほっとけーき』を一冊購入したい方にとって、まず候補になるのが通常版です。
正式なタイトルは、カタカナの「しろくまちゃんのホットケーキ」ではなく、ひらがなの『しろくまちゃんのほっとけーき』。出版社はこぐま社です。

通常版のサイズ・ページ数・ISBN
こぐま社公式情報では、通常版の仕様は次のとおりです。
- サイズ:20×21cm
- ページ数:22ページ
- ISBN:978-4-7721-0031-1
- 発行年:1972年
- 年齢の目安:0歳から3歳ごろまで
わかやまけんさん、もりひさしさん、わだよしおみさんの作品として案内されています。

通販ページの説明だけでは大きさを想像しにくいですが、実物を見ると「大きすぎる絵本」という印象ではありません。親子が近くに座って読む場面を考えやすいサイズです。
通常版の書誌情報は、こぐま社「しろくまちゃんのほっとけーき」公式商品ページでも確認できます。
「何ページ?」と調べるときは版まで確認しよう
「しろくまちゃんのほっとけーきは何ページ?」と調べている場合は、数字だけを見る前に、どの商品について書かれているのか確認してください。
通常版は22ページですが、後ほど紹介する「てんじつき さわるえほん」は10ページです。
ここだけを見ると、「点字版は半分くらいしか物語が入っていないのかな」と思うかもしれません。でも、そうではありません。点字版は本の構造自体が違い、こぐま社は文も絵も省略していないと説明しています。
ページ数は内容の量だけで決まるものではない、という点を覚えておくと迷いにくいですよ。
家庭で繰り返し読むなら通常版が選びやすい
私が家庭用として最初に選ぶなら、やはり通常版です。
特別な付属品がなく、本そのものを繰り返し楽しめるからです。寝る前に読む、昼間に子どもが本棚から持ってくる、きょうだいで一緒に見るなど、日常のいろいろな場面へ取り入れやすいと思います。
一方で、20×21cmという数字だけを見て「子ども一人には大きいかな」と感じる方もいるでしょう。実際の持ちやすさは、子どもの年齢、手の大きさ、読む姿勢によって変わります。
迷う場合は、書店や図書館で一度手に取ってみるのもいい方法です。ネット上の寸法だけでは分からない「重さの感じ方」「表紙の開きやすさ」「子どもが自分で扱えるか」を確認できます。
公式の年齢目安は0歳から3歳ごろまでですが、3歳を過ぎたら読めなくなるという意味ではありません。子どもの興味や読み方には個人差があります。
読み始める時期について詳しく知りたい方は、しろくまちゃんのほっとけーきはいつから楽しめる?年齢の目安も参考にしてください。
通常版が向いている人
- 初めて『しろくまちゃんのほっとけーき』を買う
- 自宅で何度も読み聞かせしたい
- 絵本だけ欲しく、ぬいぐるみなどの付属品は必要ない
- きょうだいへ読み継ぎたい
- まず一冊だけ購入して物語を楽しみたい
反対に、毎回外へ持っていくことを第一に考えるなら、ミニ絵本のほうが使いやすい可能性があります。「一番標準的だから通常版」と決めるのではなく、読む場面まで考えて選ぶのがポイントです。
「しろくまちゃんのほっとけーき 大型絵本」で探すときの注意点
「しろくまちゃんのほっとけーき 大型絵本」と検索している方が、特に注意したいのが通販サイトに表示される「大型本」という言葉です。
ここは少し紛らわしいところですよね。
通販の商品区分として表示される「大型本」と、保育園・幼稚園・図書館などで大勢へ見せるための「大型絵本」は、同じ意味とは限りません。
通常版とは別の大型絵本は公式商品として確認できない
2026年8月25日にこぐま社の公式商品ページや「こぐまちゃん」関連の商品一覧を確認した範囲では、通常版とは別の商品として販売されている『しろくまちゃんのほっとけーき』の市販用大型絵本は確認できませんでした。
公式に案内されている通常版は、20×21cm・22ページ・ISBN 978-4-7721-0031-1です。
そのため、通販の商品名に「大型本」と書かれていても、ISBNが978-4-7721-0031-1で、サイズが20×21cmなら、まず通常版の商品情報と照らし合わせてください。
「大型本」という2文字だけを見て、園児や大人数への読み聞かせに使う特大サイズの絵本だと判断すると、届いたときに「思っていた大きさと違った」ということになりかねません。
大型版を探しているときの確認順:商品名ではなく、ISBN → 実寸 → 出版社 → 商品写真の順で見ると分かりやすいですよ。
「大型本」「ハードカバー」などの分類名だけで判断しない
Amazonや中古本販売サイトなどでは、書籍の登録方法によって「大型本」「単行本」「ハードカバー」などの分類が表示されることがあります。
しかし、出版社自身が別の商品として発行しているかどうかとは別の話です。
つまり、「大型本」と書かれているから通常版とは違う特別版、「ソフトカバー」と書かれているから別の商品、とすぐに決めつけないほうが安心です。
販売ページの表記が分かりにくい場合は、ISBNを確認してください。ISBNは本の商品を区別するときにとても役立ちます。
大人数へ見せるために自分で大型化するのは別問題
園や図書館のおはなし会など、大勢へ読み聞かせるために「通常版をコピーして大きくすればいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
ただし、絵本には著作権があります。
こぐま社は、絵本を紙芝居や大型絵本へ作り替えることについて原則として断っていると案内しています。また、絵をプロジェクターやPowerPointなどで拡大して上映・読み聞かせする場合も、著作権者の許諾が必要としています。
一方、学校の授業などについては別の扱いが案内されているため、利用する場所や目的によって条件が異なります。
詳しくは、こぐま社「著作物の利用について」を確認してください。施設での利用に迷う場合は、自己判断でコピーや加工をせず、出版社へ確認するのが安心です。
しろくまちゃんのほっとけーきのミニ絵本はセットに収録
「通常版より小さい『しろくまちゃんのほっとけーき』が欲しい」という方には、ミニ絵本があります。
ただし、2026年8月25日にこぐま社公式商品を確認した範囲では、ミニ絵本単独の商品ではなく、セットの中に収録される形で販売されています。
主な選択肢は次の2つです。
- こぐまちゃんおでかけセット
- しろくまちゃんのほっとけーき 夢のふくふくセット

こぐまちゃんおでかけセットはミニ絵本2冊とバッグ入り
「こぐまちゃんおでかけセット」には、次の3点が入っています。
- ミニえほん『しろくまちゃんのほっとけーき』1冊
- ミニえほん『こぐまちゃんとどうぶつえん』1冊
- おでかけバッグ1枚
セットのISBNは978-4-7721-8031-3。公式の年齢目安は0歳から3歳ごろまでです。
公式ページに掲載されているサイズは13.7×15×3cmですが、これは商品としてのセットサイズです。ミニ絵本一冊の縦横寸法として掲載されている数字ではありません。
ここは通販商品を比較するときに間違いやすいところなので、「ミニ絵本が13.7×15cm」とそのまま受け取らないようにしてください。
おでかけセットが向くのは、外出先でもいつもの絵本を読みたい家庭です。2冊入っているので、その日の気分で物語を選べるのも便利ですね。
一方、『しろくまちゃんのほっとけーき』だけが欲しい方にとっては、もう一冊の絵本とバッグまで付いてくるため、通常版のほうがシンプルです。
最新の商品内容は、こぐま社「こぐまちゃんおでかけセット」で確認してください。
夢のふくふくセットはミニ絵本とごっこ遊びを楽しめる
もう一つの選択肢が、「しろくまちゃんのほっとけーき 夢のふくふくセット」です。
こぐまちゃん誕生50周年を記念して作られたセットで、こぐま社公式情報では次のものが入っています。
- 愛蔵版ミニ絵本
- エプロン姿のしろくまちゃんのぬいぐるみ
- 布製のほっとけーき3枚
- お皿1枚
ミニ絵本は上製本で13.9×15.3cm、22ページです。セット全体のISBNは978-4-7721-7046-8。公式の年齢目安は3歳からです。
通常版とは違う新しい物語が収録されている商品ではありません。『しろくまちゃんのほっとけーき』を小さな愛蔵版で読みながら、ぬいぐるみやほっとけーきでごっこ遊びへ広げられるところが特徴です。
そのため、「物語だけ読めればいい」という家庭には通常版のほうが向いています。反対に、絵本を読んだあとにホットケーキ屋さんごっこをしたり、しろくまちゃんと一緒に遊んだりしたい子には魅力のあるセットです。
プレゼントとして箱を開ける楽しさを重視したい場合にも選びやすいかなと思います。
セット内容や通常版との違いは、しろくまちゃんのほっとけーき 夢のふくふくセットの中身と選び方でも詳しく紹介しています。
ミニ絵本の良いところと気になるところ
ミニ絵本の一番分かりやすいメリットは、持ち運びやすさです。
旅行、帰省、電車移動、病院の待ち時間など、家の外で絵本を読みたいときには通常版より荷物へ入れやすくなります。子ども自身が小さな本を持ちたがる場合にも、通常版とは違った楽しさがあります。
一方で、小さいことはメリットだけではありません。
読み手から少し離れた場所にいる子へ見せたり、複数人で一枚の絵を見たりする場面では、紙面が小さいほど細かな部分を共有しにくくなります。
「小さいほうがお得」「小さいほうが子ども向け」と考えるのではなく、持ち運びやすさと絵の見やすさのどちらを優先したいかで決めましょう。
通販でミニ絵本だけを見つけたときはセット品か確認
中古市場では、公式セットから取り出したミニ絵本だけが販売されていることがあります。
ミニ絵本だけ欲しい方にとっては一つの選択肢ですが、公式の新品セットを買うつもりだった場合は注意してください。
確認したいのは、商品名だけではありません。
- 新品か中古か
- セット全体なのかミニ絵本単品なのか
- バッグやぬいぐるみなどの付属品があるか
- ISBNは何か
- 商品写真と説明文が一致しているか
特に中古品は「写真に写っている物が全部付いてくる」とは限りません。商品説明を最後まで確認し、不明な点は購入前に販売者へ質問してください。
てんじつき さわるえほんは点字と隆起した絵を指先で楽しめる
通常版やミニ絵本とは目的が大きく違うのが、『てんじつき さわるえほん しろくまちゃんのほっとけーき』です。
「しろくまちゃんのほっとけーき 点字」で探している方が見つける商品はこちらです。
ただ文章へ点字を加えただけではありません。こぐま社によると、透明な樹脂インクを使って絵の部分にも特殊な隆起印刷が施されています。

点字版は10ページでも文や絵を省略していない
点字版について一番気になりやすいのが、ページ数ではないでしょうか。
通常版が22ページなのに対し、てんじつき さわるえほんは10ページです。
半分以下なので、「物語も短く編集されているの?」と思ってしまいますよね。
しかし、こぐま社は公式ページで、元の絵本とは文章の配置が異なるものの、文も絵も省略していないと説明しています。
ページ数が違うのは、大きな厚紙1枚が折りたたまれた変型本という独特の造りだからです。
つまり、「10ページしかない簡易版」ではなく、同じ物語を触って楽しめるよう、紙面構成と本の造りそのものを変えた商品と考えると分かりやすいですよ。
点字版のサイズ・ISBN・発行年
- サイズ:19×16.7cm
- ページ数:10ページ
- ISBN:978-4-7721-0195-0
- 発行年:2009年
- 全国学校図書館協議会選定
通常版より横幅は小さいですが、厚紙を折りたたんだ特殊な造りなので、通常版を単純に小さくした本ではありません。
さらに、こぐまちゃんとしろくまちゃんの違いや、ほっとけーきが焼けていく変化なども指先で分かるように作られています。
購入前には、こぐま社「てんじつき さわるえほん しろくまちゃんのほっとけーき」で最新仕様も確認してください。
見える人も見えない人も一緒に楽しめる
こぐま社は、この本を「見えない人も見える人もいっしょに楽しめる」バリアフリー絵本として紹介しています。
点字を読む子どもだけの本、と決めつける必要はありません。
見える子どもが隆起した絵に触れ、「ここがしろくまちゃんかな」「ホットケーキはどんな形かな」と指先で確かめる楽しみ方もできます。
反対に、「普通の絵本より丈夫そうだから」という理由だけで点字版を選ぶのはおすすめしません。本来は点字と触覚による読書を楽しめるように設計された商品だからです。
通常版とは読み方そのものが違う一冊、と考えたほうが選びやすいかなと思います。
点字版を選ぶ前に知っておきたいこと
触り方や見え方には個人差があります。
大人が「ここを触って」「こう指を動かして」と決めすぎず、まず子ども自身がどこへ手を伸ばすのか見ながら楽しむのも一つの方法です。
視覚や触覚の支援を目的として選ぶ場合で、本人に合う教材かどうか判断に迷うときは、学校、図書館、支援機関などへ相談してください。
一冊の絵本だけで、点字学習や発達への効果を断定することもできません。あくまで「どんな方法でこの物語を楽しみたいか」を基準に考えましょう。
中古の点字版は隆起印刷の状態まで確認
中古品を選ぶ場合、通常の絵本以上に表面の状態を確認したいところです。
- 点のつぶれ
- 隆起部分の傷み
- 折れ
- 水濡れ
- 汚れや書き込み
触って分かる部分の状態は、通常の商品写真だけでは判断できない場合があります。
説明文に書かれていなければ、購入前に出品者へ確認するほうが安心です。家庭でも表面へ重い物を長期間載せるなど、隆起部分を傷めそうな保管は避けたほうがよいでしょう。
ソフトカバー・ハードカバー・ボードブック表記で迷ったらISBNを見る
「ソフトカバー版との違いは?」「ハードカバーもあるの?」「ボードブック版が欲しい」と調べている方もいます。
ところが、このあたりは通販サイトの商品登録名称が混ざりやすいところです。
結論としては、カバー名だけを見て別の商品だと判断しないことが大切です。
こぐま社公式では通常版をカバー名で分けていない
こぐま社の通常版商品ページには、サイズ、ページ数、ISBNなどの書誌情報は掲載されていますが、「ソフトカバー版」「ハードカバー版」「ボードブック版」という別商品の案内は確認できません。
そのため、通販でカバー表記が違っていても、それだけで公式に複数の版が存在すると判断しないほうがよいでしょう。
確認するなら、次の4項目です。
- ISBN
- 20×21cmかどうか
- 22ページかどうか
- 出版社がこぐま社か
この4つが通常版の公式情報と一致しているかを見るほうが、商品分類の言葉だけを見るより確実です。
点字版は通常版のボードブック版ではない
一般的に「ボードブック」という言葉は、厚みのある紙を使った乳幼児向けの本などに使われます。
点字つきさわる絵本も厚紙を使っていますが、だからといって「通常版を丈夫にしたボードブック版」と考えるのは違います。
点字と隆起印刷を用いて、目だけでなく指先でも作品を楽しめるように作られた別の商品です。
「小さい子が破らない丈夫な本が欲しい」という目的なら、点字版を選ぶ前に実物を確認し、本来の特徴が家庭の目的に合っているか考えてください。
紙の硬さを重視するなら現物確認がいちばん分かりやすい
表紙の硬さや本文紙の厚みは、通販ページの「ハードカバー」という文字だけでは伝わりません。
紙質を重視するなら、書店や図書館で現物を手に取る方法が一番分かりやすいです。
中古本の場合はさらに、同じ商品でも保管期間や使用状態によってページの柔らかさ、角の傷み、開きやすさなどが変わります。
新品時の仕様と中古品の現在の状態は分けて考えましょう。
結局どれ?用途別にしろくまちゃんのほっとけーきを選ぶ
ここまでいろいろな違いを見てきましたが、「情報は分かったけれど、結局どれを買えばいい?」という方もいると思います。
そこで、使い方ごとに整理してみましょう。
家で何度も読むなら通常版
家の本棚へ置き、親子で繰り返し読むなら、20×21cm・22ページの通常版が第一候補です。
付属品がない分、純粋に絵本一冊を選べます。ミニ絵本より紙面も大きく、親子で同じ絵を見るときにも使いやすいでしょう。
「初めて買う」「一冊だけ欲しい」という方なら、まず通常版から考えて問題ないと思います。
外出先へ持っていくならおでかけセット
旅行や帰省など、外へ持っていくことを優先するなら、こぐまちゃんおでかけセットが候補です。
ミニ絵本が2冊入っているので、いつも同じ一冊ではなく、その場で選べるのが特徴です。
ただし、毎日バッグへ入れるなら「セット一式を持つ必要があるのか」も考えてみてください。使うものだけ持ち歩けば十分な場合もあります。
絵本から遊びへ広げたいなら夢のふくふくセット
絵本を読んだあとに「ホットケーキを焼いてみよう」「しろくまちゃんに食べさせてみよう」と遊びへ広げたいなら、夢のふくふくセットが向いています。
ぬいぐるみや布製ほっとけーき、お皿まで入っているため、読むだけではなくごっこ遊びまで一つのセットで楽しめます。
ただし、すでにぬいぐるみやおままごとセットをたくさん持っている家庭なら、付属品が重複する可能性があります。
「豪華だから」ではなく、付属品まで使うかどうかで考えてみてください。
指先でも楽しみたいなら点字つきさわる絵本
点字や隆起した絵を指で確かめながら読みたいなら、「てんじつき さわるえほん」が候補です。
通常版へ点字シールを付けただけの商品ではありません。文章の点字と、透明樹脂インクを使った特殊な隆起印刷が施されています。
見える人と見えない人が同じ絵本を囲めることも大きな特徴です。
可能なら図書館などで一度触れて、本人がどんなふうに本へ手を伸ばすか確認してから購入するのもいいと思います。
贈り物なら相手がすでに持っているか確認する
プレゼントとして選ぶなら、通常版と夢のふくふくセットのどちらも候補になります。
一冊の絵本をシンプルに贈りたいなら通常版。開けたときの楽しさや、ごっこ遊びまで含めて贈りたいなら夢のふくふくセットです。
ただし、『しろくまちゃんのほっとけーき』はよく知られた絵本なので、すでに通常版を持っている可能性があります。
夢のふくふくセットにも同じ物語のミニ絵本が入ります。物語が重なることを喜ぶ家庭もありますが、「同じ本が2冊になってしまった」と感じる家庭もあるでしょう。
贈る前に、持っている絵本、子どもの年齢、付属品を置ける場所などをさりげなく確認しておくと親切です。
プレゼント候補をもう少し比べたい方は、しろくまちゃんのほっとけーきのギフト選びも参考にしてください。
買う前に試したいなら図書館や絵本のサブスクも選択肢
「子どもが気に入るか分からない」「まず反応を見てから買いたい」という場合は、最初から購入しなくても大丈夫です。
近くの図書館に所蔵があれば、一度借りて読んでみる方法があります。サイズ感やページの開き方、子どもの反応まで確認できるので、通販の商品写真だけで迷っているときにも役立ちます。
家庭で絵本の定額サービスや絵本のサブスクリプションを利用している場合は、対象作品や選書内容に含まれているか確認してみるのも一つの方法です。ただし、『しろくまちゃんのほっとけーき』や希望する版が必ず届くとは限らないため、各サービスの最新ラインナップや仕組みを確認してください。
実際に読んで「何度も読んで」と持ってくるようなら、その時点で手元に置く一冊を購入するのもいいですよ。
Amazon・楽天・Yahoo!で購入する前のチェックポイント
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでは、同じ作品名の商品が複数並ぶことがあります。
通常版、点字版、セット商品、中古品が一緒に検索結果へ出ることもあるため、値段だけで決めないことが大切です。
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 正式な商品名 | 通常版・点字版・セット商品を区別するため |
| ISBN | 「大型本」など曖昧な分類名に惑わされないため |
| 縦横の寸法 | 実際の大きさを把握するため |
| ページ数 | 通常版22ページと点字版10ページなどを区別するため |
| セット内容 | バッグ・ぬいぐるみなどの欠品を確認するため |
| 新品・中古 | 状態や付属品、価格を正しく比較するため |
| 販売元・発送元 | 返品条件や発送条件を確認するため |
| 送料 | 表示価格だけでは実際の支払総額が分からないため |
2026年8月25日時点のこぐま社公式価格
2026年8月25日にこぐま社公式サイトで確認した税込定価は次のとおりです。
- 通常版:990円
- てんじつき さわるえほん:1,540円
- こぐまちゃんおでかけセット:1,980円
- 夢のふくふくセット:4,290円
価格は今後改定される可能性があります。また、通販では販売店によって送料、ポイント、在庫状況、発送時期などが違います。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングを比較するときは、「本体価格が一番安いところ」だけではなく、送料を含めて最終的にいくら支払うのかを確認してください。
普段から使っているポイントがある場合は、少しの価格差だけで通販先を変えないほうが結果的に使いやすいこともあります。
通常版の購入先や価格の見比べ方は、しろくまちゃんのほっとけーきはどこで買う?価格と通販を比較でも詳しくまとめています。
中古品は「安い」だけで選ばない
中古品は、新品より安く購入できることがあります。
ただし、小さな子どもが触る絵本だからこそ、価格と一緒に状態も確認したいところです。
- 本文ページの破れ
- ページ外れ
- 落書き
- 水濡れ
- 強いにおい
- カビや大きな汚れ
点字版なら隆起印刷の状態、セット商品なら付属品が全部そろっているかも重要です。
中古のミニ絵本一冊と、新品のセット商品を価格だけで比べても条件が違います。「何が届く商品なのか」を先に確認しましょう。
しろくまちゃんのほっとけーきの種類についてよくある質問
最後に、通常版・大型絵本・ミニ絵本・点字版を探している方が迷いやすい疑問をまとめます。
Q1. 『しろくまちゃんのほっとけーき』の大型絵本は販売されていますか?
A. 2026年8月25日にこぐま社公式の商品情報を確認した範囲では、通常版とは別の市販用大型絵本は確認できませんでした。通販の「大型本」という表示が必ず読み聞かせ用の大型絵本を意味するわけではありません。通常版は20×21cm・22ページ・ISBN 978-4-7721-0031-1です。
Q2. 通常版は何ページですか?
A. 通常版は22ページです。サイズは20×21cm、ISBNは978-4-7721-0031-1です。点字つきさわる絵本は10ページなので、ページ数を確認するときはどの版の商品情報なのかも見てください。
Q3. しろくまちゃんのほっとけーきのミニ絵本だけを新品で買えますか?
A. 2026年8月25日にこぐま社公式商品を確認した範囲では、ミニ絵本は「こぐまちゃんおでかけセット」または「夢のふくふくセット」の中に収録されています。中古市場ではセットから取り出したミニ絵本だけが販売されることがあります。
Q4. 点字版は10ページしかないので話も短いですか?
A. いいえ。こぐま社は、点字版について文も絵も省略していないと説明しています。10ページなのは、大きな厚紙1枚を折りたたんだ変型本だからです。
Q5. 点字版は絵も触れますか?
A. はい。透明な樹脂インクによる特殊な隆起印刷が絵の部分にも施されています。こぐまちゃんとしろくまちゃんの違いや、ほっとけーきが焼ける過程などを指先でも確かめられるように作られています。
Q6. ソフトカバー版とハードカバー版は別の商品ですか?
A. 通販ページのカバー分類だけでは、公式に別商品なのか判断できません。こぐま社の通常版商品ページでは「ソフトカバー版」「ハードカバー版」という別商品の案内は確認できないため、ISBN、20×21cmというサイズ、22ページというページ数、商品写真を合わせて確認してください。
Q7. 初めて一冊買うならどれを選べばいいですか?
A. 家庭で繰り返し物語を読むことが目的なら、20×21cm・22ページの通常版が最も分かりやすい選択です。外出用ならおでかけセット、遊びまで広げたいなら夢のふくふくセット、点字や触覚による読書を大切にするならてんじつき さわるえほんを検討してください。
まとめ|読む場所と楽しみ方に合う一冊を選ぼう
『しろくまちゃんのほっとけーき』は一つの物語ですが、通常版、ミニ絵本、てんじつき さわるえほんでは、本の造りと向いている使い方が違います。
- 家庭で何度も読む:20×21cm・22ページの通常版
- 外出先へ持っていく:ミニ絵本2冊入りのこぐまちゃんおでかけセット
- 贈り物やごっこ遊び:夢のふくふくセット
- 点字や絵を指先でも楽しむ:てんじつき さわるえほん
特に「しろくまちゃんのほっとけーき 大型絵本」と検索している方は、通販サイトの「大型本」という表示だけで選ばないようにしてください。
通常版なら、20×21cm・22ページ・ISBN 978-4-7721-0031-1。点字版なら、19×16.7cm・10ページ・ISBN 978-4-7721-0195-0です。
商品名の横にどんなカバー分類が表示されていても、この書誌情報を確認すると別の商品を選んでしまう可能性をかなり減らせます。
購入する場合は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで、販売価格だけでなく送料、ポイント、販売元、発送予定、中古か新品かまで見比べてください。価格や在庫は変わるため、最終的には各販売ページの最新情報を確認しましょう。
まだ購入を迷っているなら、一度図書館で通常版を手に取ってみてもいいと思います。実際の20×21cmを親子で囲んでみると、「この大きさなら家で読みやすそう」「外へ持っていくならもう少し小さいほうがいいな」と、数字だけでは分からなかったことが見えてきます。
あなたがこの絵本を読むのは、家のソファでしょうか。寝る前のお布団でしょうか。それとも旅行先や、触覚を大切にした読書の時間でしょうか。
一番豪華な商品を選ぶ必要はありません。あなたと子どもが自然に手を伸ばし、「また読もう」と思える形が、その家庭にとって一番使いやすい『しろくまちゃんのほっとけーき』ですよ。
